このタイトルに魅かれてこのセミナーを受講しました。
パネラーは3名、トレンダース株式会社「キレナビ」編集長の伊藤春香さん
。彼女は大学時代から本の出版などをし、「はあちゅう」という名前で大学生の中でも
有名人でした。電通に入ったのですが、少し前に今の会社に転職。
クリエイティブからまったく新たなジャンルでWEBビジネスを行っています。
2人目は、ニュースサイト編集者の中川淳一郎さん。
中川さんは、元博報堂。そこから独立起業して、WEBマガジンを発行し
ネット右翼?として、自由な発言をされています。
驚いたのは、中川さんのこうした活動が経済的にもとても良好なこと。
貯金額を聴いて驚きました!
そして3人目は、株式会社イグナイトの代表取締役であり
コミュニケーション・デザイナーの笠松良彦さん。
笠松さんは、3月に「これからの広告人へ」(@アスキー新書)を出版されました。
笠松さんはNECから博報堂、電通という経歴。
電通時代に「R25」の創刊に携われました。
その後、起業されます。
笠松さんのお話の中で、何かをやる時にマサツを恐れてはいけないということを
強調されていました。
ある日、マサツがあった上司のところに
週明けにいきなりスキンヘッドにして話を改めてしてみたら、
上司にその案件について許可された
というエピソードを伺いました。
目力(めじから)みたいなものが大切なんですね。
そして、この個性的な3人から、
これからの広告界の人材って
どのような人が求められているのか?
というお話がありました。
結論から言うと、専門分野を持った、強い個人になることが重要であるとのこと。
いままでのように組織の一員として、プロジェクトを運営するというところから
一歩踏み出し、高度な専門性とスキルを持った人たちが
プロジェクト毎に離合集散をして仕事をしていくというようなイメージです。
ITの進化、SNSなどの発達によってその拡がりが無限になりました。
無限の拡がりがあるということは無限の競合者がいるということでもあります。
しかし、恐れることはありません。
自分しか出来ないことを作ることによって、その価値は貴重なものになります。
例えば、ライターの世界で仕事が厳しくなってきた人に
「間取りライター」になるのはどうですか?
と中川淳一郎さんはアドバイスをするそうです。
いままでなかった新たなジャンルの獲得が一つのポイントかもしれません。
そして、今の時代は、組織に属していなくても、
プロジェクトチームが出来てしまうということも、確かです。
個人力を強化して、自分が本当に興味のある分野の専門性を高めていくことを、
これからはもっと意識していかなければならないのかも知れませんね。
このイベントは3月に行われたものですが
書き溜めていたものが発掘されたので今頃になって掲載です!