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岡康道さん(TUGBOAT)の名前を知らない広告業界の人はいないだろう。 その岡さんが3年前の2013年に出したエッセイ集と小説を一気に読んだ。 まず「アイデアの直前」から。 これは岡さんの個人的なことや仕事のことスポーツのことなどについて書かれた 短文のエッセイが多数収録されている。 本作品は雑誌「WiLL」に岡さんが連載されていたものをまとめたものだそうである。 今年の3月までこの雑誌の編集長をしていた花田紀凱さん (「週刊文春」「マルコポーロ」の編集長などを歴任後、文芸春秋を辞めた。)が、 突然TUGBOATにやって来て岡さんに依頼したらしいとあとがきに書いてあった。 それを読んで改めて、編集者って、やっぱりプロデューサーに似ているな!と思った。 そして僕たち、プロデューサーと呼ばれる人たちは、 花田さんのようなことをきちんとやっているのか?と自省を込めて考えた。 あるものを組み合わせて、新たな価値を作り出す、 ということをやるのがプロデュースする(生み出す・生成する?) ということの 本質ではないのか? 岡さんが、お酒を飲まない本当の理由などを本書で初めて知ることができた。 運動をしていた人のストイックさが仕事や生き方に現れており、まずは 見た目からカッコいいと思っていた岡さんが、ますますカッコよく思えてきた。 岡さんは、そんな自分を弱くて情けなくてカッコ悪いという。 そういって客観的に自分のことを見ることが出来る能力があるのだろう!? その素直で正直な人格が本書ではストレートに書かれている。 それこそ、「本当のカッコいいじゃないか!」と思うのは変かな? そんなことを思って、このリアリティのあるエッセイを読みながら、 ずいぶん前にTUGBOATの野球チームと試合をしたことを思い出した。 TUGBOAT対東北新社。 場所は三宿の世田谷公園横の運動場だった。 岡さんも多田さんも出場され、きちんと安打を打ち出塁していたのを覚えている。 打席に立ちヒットを打つ、これはクリエイターの仕事と似ている。 「夏の果て」は小説と銘打っているが、これは岡康道の自伝?! 小説なりの脚色などがあるのかも知れないが、 仕事のお話や若手CMディレクターとの出会いの話、有名コピーライターの話など、 具体名は変えられているが、あ、あの仕事の話だ!というのが良くわかって とっても興味深い読み物になっている。 仕事の話はなんとなく知っていたのだが、 本書の底に流れるもう一つの軸が岡さんの家族の物語である。 特に、父親との葛藤の話が興味深い。 私自身、思春期から大学3年まで父親と葛藤をし続けていた記憶がよみがえる。 僕と父との葛藤は僕が大学3生の秋に、突然終止符が打たれた。 朝の歯磨き中、血圧の高かった父は脳溢血で突然亡くなった。 そういう僕も、父親が死んだ年齢に近くなって、血圧の薬を毎日飲んでいる。 岡さんと父親との関係、そして岡さんと病弱だった弟との関係、岡さんと母親との関係、 そして岡さんを巡る、学生時代の友人や社会人になってからの同僚や先輩や後輩の話がいい。 「男らしさ」とは、こういうことなのかも知れない!と 自らの弱さを認めて書いておられる。 その弱さを見つめられる勇気が本当の意味での「男らしい」ではないのだろうか? 岡さんが、本書をお書きになっていた頃と同じような年齢を迎えて、 人生のいろんなことがわかりながらも、 うまく生きていけてない自分と重ねて読んでしまった。 50年以上生き続けるということはこういうことだ! ということを実直に教えてくれたような気がした。 自伝的小説では、椎名誠の「哀愁の街に霧が降るのだ」を読んだ時以来の感動。 そして、実際の人物の半生記はいつも面白い!
by haruharuyama
| 2016-09-11 12:19
| 読書
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Comments(2)
Commented
by
ミーコ
at 2016-09-16 12:26
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はじめまして。
行徳総合病院を検索してたどり着きました。 ひどい対応だったので評判を知りたくて。 ご存知でしょうか?
0
Commented
by
haruharuyama at 2016-09-24 11:21
ミーコさん。コメントありがとうございます。ケースバイケースだと思われますが、肺炎の時は大変でした。
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