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この日はピーカン!昨日は遅かったので7時少し過ぎに起床! このレポートを書いて、ホテル(ステイイン七日町)の朝食。 前日と微妙にメニューが変わっていた。 食事スペースが小さいので並んで待つ方も。 10時~「願いとゆらぎ」 仙台に住む映像作家の我妻和樹監督作品。 宮城県、南三陸の「波伝谷」という街の人々の東日本大震災後を追いかけたもの。 ここは3月になると「お獅子さま」という催しものが毎年行われていた。 2011年も3月13日にこの祭りが行われる予定だったが 津波でこの行事に使うほぼすべてのものが流出してしまった。 仮設住宅に住みながら「波伝谷」の伝統を復活するべく動き出す人々を 我妻さんは丁寧に追いかけている。 多大な手間と時間をかけて制作することによってドキュメンタリー作品は面白いものになる。 ある種のしつこさと粘り強さが我妻さんには元々あるのだろう。 震災前の数年間の取材や撮影を通した人間関係が活かされる。 そして彼らに寄り添うことによって我妻監督の中で どのように彼らとかかわり自身がどのようにふるまうべきなのか? について葛藤し悩む様子が丁寧に語られる。 その「ゆらぎ」がこの監督の持ち味であり、 その葛藤を公開することでものごとを 簡単に前に進めていけるようなものでもないことが見えてくる。 ドキュメンタリー映画は 時にとても「複雑で分かりにくいことを長時間かけて説明することが求められる」。 善悪や白黒のような二元論だけで成立しない 世界の本質をドキュメンタリー映画は複雑なまま提示してくれる。 それについて考えるのは観客の仕事であり、監督も同様である。 そして「複雑でわからいにくいこと」の現状を知ることによって 見えてくるものが何かあるのかも知れない! そんな気持ちでドキュメンタリー作家たちは日々制作をしているのかも知れない。 休憩時間にJAの生産者直売所へ行き、大阪に住む親に果物を送った。 ぶどうとラ・フランス。 ラ・フランスは11月になると本格的に出回るらしい。 13時50分~「また1年」(中国語では『又一年』らしい!) 中国は武漢にある出稼ぎ労働者の家族の食卓を13か月にわたって追いかけたもの。 1月から始まって翌年のお正月まで!?(実際は大みそかの夜まで) 毎月の食卓での様子がカメラ固定でほぼワンカットでつなげられている。 約3時間の大作でしかも休憩なしだったのだが あっと言う間に終わったという印象。 中学生くらいのお姉ちゃんと幼稚園の妹そして2歳くらいだろうか?の男の子の3人兄弟。 父親は武漢で、フルタイムで働いている。 妻もパートをしながら子育てと家事に追われている。 中国語の個性なのだが、いつも大声で罵り合いをしているような印象がある。 これは発音などから来るものなのか?と思っていたのだが、 この映画を見て、彼らは実際に罵り合い 歯に衣着せぬコミュニケーションを取っているのかも知れないと考えが変わった。 いつもいろんな人に対して怒っているお母さん! ごはんがまずいと文句を言い続ける中学生の娘! そしてアニメばかり見ている次女と完全に自由な長男! 父親の母親(おばあちゃん)も一緒に住んでいる。 一度、おばあちゃんは、武漢から離れ田舎の家に戻って一人で暮らしていたのだが、 脳出血となり、右半身が不随となってしまった。 夫の母親の家に行って面倒を見る妻。 そして、またおばあちゃんも武漢の20平米の小さなアパートで一緒に住むことになった。 中国の人たちの中心は家族である。 その家族が一緒になって喧嘩しながらも こうして一緒にご飯を食べているのが微笑ましく懐かしい。 昭和の日本にはこのような風景があった。 サザエさんの世界がまさにそうなのでは? こうした価値観を求める人が最近また出てきているような気がするが いかがでしょうか?
17時過ぎに上映が終了したので、何か食べようということになり 「栄屋本店」で名物の冷やしラーメン(750円税別)と山形ラーメン(950円税別)。 蕎麦屋なのにほとんどの人がラーメンを注文している。 冷やしラーメンは通年やっている! 山形ラーメンは山菜と山形牛が入ったしょうゆタンメンみたいな感じのもの。
18時15分~「ドン・キホーテ」 今回の映画祭で見た最後の作品。スペインに住む73歳のマヌエル(マロノと呼ばれている)と 彼が敬愛しいつも一緒にいるアンダルシアロバのゴリオンと愛犬のシェパードが 主人公のドキュメンタリー!監督のチコ・ペレイラさんは このマヌエルさんの甥っ子にあたる人! マヌエルとロバと犬は、3人で海の見える場所まで旅をする。 マヌエル叔父さんの夢をかなえるために。叔父さんの夢はロバのガリオンと二人でアメリカに渡り、 ネイティブアメリカンがたどった「涙の旅路」を旅すること。 「チェロキー・ロード」とも呼ばれている場所に行くには、 船でロバのガリオンを送る手続きをしなければいけない。 そのための資金集めと搬送の手続きのことを調べるための旅が始まる! カメラアングルがロバの目のところにあるのが面白い! ロバや馬はなぜか悲しそうな眼をしている。 そのすべてを悟ったような諦観のロバ目線がこの映画の個性を作っている。 19時46分終映。 荷物を預かっていただいたので係の方に荷物をいただき帰途に就く! 山形駅に到着したのは20時10分すぎ! JR東日本の「えきねっと」で予約したチケットを入手し、 駅中の売店でお土産を買い、20時43分の東京行き最終に乗り込む! 今度は2年後か?待ってろ山形! でも、まずは、10月11日17時からの表彰式で 何が受賞するのかがとても楽しみ。
by haruharuyama
| 2017-10-10 07:41
| ドキュメンタリー
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