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『ブックカバーチャレンジ』107(book cover challenge vol.107) 107冊目は「創造の狂気 ウォルト・ディズニー」(@ダイヤモンド社) 著者はニール・ガブラー 、翻訳は、中谷和男 。 日本語版となる本書の発行は2007年。 ものすごく克明に書かれたウォルト・ディズニーの評伝。 個人的にはディズニーの世界が特に好きと言うわけではない。 ただ、いつもディズニーの作るものの完成度の高さには感心する。 初めてミッキーマウスなどのディズニーのキャラクターを 意識したのはいつだったのだろうか? 私たちの生活の中にディズニーのキャラクターたちは普通にいて 空気を吸うようにディズニーのキャラクターたちを吸収していったのかも知れない。 昔のアメリカのアニメーションがもっている独特な、 もっちりした動きがあまり好きではなかったということもあるのかも知れない。 今になって思うと、それは1秒24コマの映像を丁寧に1コマずつ動かして描いていくという フルアニメーションという技法で作られていることを後で知る。 どえらい手間のかかる仕事。 ちなみにスタジオジブリでも普通は24コマを2コマ打ちや3コマ打ちにするので、 描く枚数が2分の1以下になる。 ディズニーランドに最初に行ったのは東京ディズニーランドが出来てすぐの 1983年か84年だった。大学3年の時。同級生の梅ちゃんたちと一緒に。 ものすごく清潔なテーマパークは今までの遊園地の概念を覆した。 係員や清掃の方やお土産の販売員までがこの夢の国のスタッフを演じている。 大いなる虚構の世界。 夢のような虚構の世界をウォルト・ディズニーは作ろうとし続けたのだ。 当時は警備も緩かったのか?シンデレラ城によじ登りかなり高いところまで登って 撮った写真がある。今なら警備室に連れて行かれても不思議ではない。 その後、アナハイムにあるディズニーランドにロケに行った際に訪問したり、 ディズニーシーが出来た時に浦安に行ったりした。 実は、拙宅は東京ディズニーランドから車で10分ほどの場所なので 毎晩8時半くらいになると花火が上がる音が聞こえてくる。 それもコロナ禍で開園が出来ない状態になり、あの音がしばらくの間途切れていた。 本書はウォルト・ディズニーの幼少期から何をして生計を立て、 そこからアニメーションの製作に着手し、作るなら世界で最高のアニメーションをということで 「白雪姫」のアニメーション作品を製作し、そのクオリティの高さが世界中で話題となる。 エンタメ作品と同時に「ファンタジア」のような芸術的なアニメーション作品も手掛けていた。 会社経営という意味では本当に火の車だったことが本書を読むと良くわかる。 膨大な借金をしながらも作り続けるエネルギー! どこからそのエネルギーが生まれて来たのか? アメリカ文化のひとつとして大いなる虚飾というのがある、作り物の中にある夢の国。 それはディズニーランドだけではなくラスベガスに行っても同様のことを感じる。 そしてハリウッドの映画撮影がそもそも大いなる虚飾の世界を構築する場所だ。 その「創造」のためにまさに本書の題名にあるように ウォルト・ディズニーは「狂気」を秘めたように働き創作し続けた。 ある偉大なことを成し遂げた人は必ずこうした「狂気」ともいえる エネルギーを秘めているのではないか? 圧倒的なエネルギーがその人の中にあるのだろう! 命を削ってでもやり抜くというその精神のチカラ! それはウォルト・ディズニーだけでなく手塚治虫や 宮崎駿、高畑勲などの多くのクリエイターも同様! そしてジブリに憧れたアニメーターのジョン・ラセッターが 今度はピクサーという会社でエド・キャットムルたちと 3DCGを使って面白いアニメーション作品を創作する。 しかもピクサーは今やディズニーグループ! ピクサーのことについて書かれた本もとてもいい! 「メイキング・オブ・ピクサー―創造力をつくった人々」(@早川書房)、 ピクサーをお金と経営の面から語った 「PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」 も読んでいてワクワクする。 やはりこうした人たちの歴史を読んでいると ほんとうにワクワクしながら仕事をしており、 そのワクワクが強いエネルギーを生み出していくことが良くわかる。 エネルギーが過剰になるだけにそこには「狂気」をはらんだものが生まれてくるのかも知れない。 その仕事や創作に対する覚悟や熱量の結果であるのだから必然なことなのかも。 よって 「狂気」上等です!「狂気」なくして優れた創造は出来ない。 それは多くの先人たちの歴史が語っています。 スティーブ・ジョブスしかり、そしてウォルト・ディズニーしかり。 読書文化普及のため ◎毎日一冊の本の表紙をUP #BookCoverChallenge
by haruharuyama
| 2020-08-14 07:35
| 読書
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