今年も、阿波踊りにいって参りました。
「えっとぶり」と書かれた団扇が毎年配られており
、なかなかデザインのセンスがいい。
「
扇ぐ阿呆の会」という団体が主催しているものらしい。
徳島空港では、その団体の作った
昨年の阿波踊りのパネル展が行なわれていた。
いつも僕たちが踊っている新町橋のたもとの
阿波踊りの鳴り物の方が何人かパネルになっていた。
阿波踊りのいいところは、自由、平等、博愛なところ。
まるで三色旗のようであるが、まさに老若男女入り乱れて、
人種を超え全ての踊りたい人が一定のルールに従って
好き勝手に踊っている。真夏のライブのようでもある。
新町橋の阿波踊りは本当に、誰でも参加できる。
やっと歩くことが出来るようになった子供から、
歩くことが覚束なくなりそうな老人までもが踊る。
ここは鳴り物が豪華である。太鼓に鐘に横笛に三味線!
これが何人も居る。20人近い楽団である。
そしてビールケースの台の上で歌う人がいる。
その音楽の洪水の中で踊っていると
ある種のトランス状態のようになってくる。
同じ事を夢中で繰り返し、身体がそれに応えるのである。
阿波踊りに行くと、必ず朝から昼にかけての空き時間は
小松海岸海水浴場で泳ぐ。
ボディボードなどをしたりして波と戯れるのだが、
この波を待ちながら繰り返しボディボードに乗る行為と
どこか似ているような気がする。
同じことの繰り返しの中から生まれる身体の快感
とでもいったらいいのだろうか?
そのことを1年に1回自覚し、感じることが
阿波踊りに毎年行くということの一つの理由なのかも知れない。