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エンターテイメントとはこうあるべきである、 ということを直球ストレートに教えてくれる舞台だった。 こ難しいことを考えながら人間はいかに生きるべきか、 ということを深刻に語るだけが演劇ではないという 素晴らしい例を見せてもらった。 こういったメジャー感あふるる舞台に触れることで幸せになり、 また舞台に足を運ぼうとする気持ちになる。 舞台上ではその熱気が充満していた。 千秋楽ということもあるのだろうが 観客席ともども異様な盛り上がりでこの舞台は締めくくられた。 この脚本自体、水木が1997年に スーパーエキセントリックシアター在団中に上演したもの。 10年経っても面白いということは、 この脚本がいかに上手く書かれているかということの証拠とも言える。 三谷幸喜の名作「ラジオの時間」や「ショウ・マスト・ゴー・オン」を彷彿とさせる。 場所は国営放送NKHの館内である。 この公共放送が深夜に初のバラエティ番組をやるというところからこの舞台は始まる。 NKHはバラエティ番組があまり得意分野ではないので、 お台場や赤坂から優秀な人材を引き抜いて 番組制作のスタッフィングをしたのである。 今でいう「サラリーマンNEO」のようなものだろうか? NKHのチーフディレクターの悲哀を含んだ役回りが面白い。 NKHという大きな組織の事情と、予算、スケジュール、 大物タレントのわがままなどの板ばさみで どんどんと変な方向へ進んで行くのが面白い。 しかし、ぎりぎりのところで品位を保ちプロとしての バランスを取るという姿勢が共感を呼ぶ。 曽我泰久演じるNKHチーフディレクターは、 身体のキレも喋りのテンポ感もいい。 彼は元ジャニーズ系でたのきんトリオ時代に一緒に活躍していた 有名な俳優だったということを、上演後の飲み会でTさんから教えてもらう。 そして、落ち目のイリュージョニスト(引田天弘のような!)であり 女優を演じるのが、元宝塚の高嶺ふぶき。 彼女のわがままぶりがいかにもイジワルな大女優という感じで面白い。 しかし、その影には彼女なりの苦労と苦悩があるということを 観客は後になって知ることになる。 水木英昭演じるところのお台場から引き抜かれた音楽に強いディレクターもいい。 作・演出だけあって淡々と演じているところから この舞台のテンポを作っていく。 重要なペースメーカーである。 この舞台はテンポ感が重要。 ちょっとした間と突っ込むスピードによって面白さの度合いが全然違うものになる。 楽日のテンポは完璧だった。 そして、水木英昭プロデュースの常連であり、主役であるのが宮本大誠である。 宮本の演じるのは、上司を殴って局を首になったフリーのディレクターである。 彼は昔、忍者モノのヒーロー番組を手掛けていたという設定である。 その伏線が最後に大爆発する。おいしい役である。 発声も自然と極端とを使い分けており、そのバランスが上手い。 宮本だけが4スタジオという今は誰も使っていないスタジオに出る 幽霊が見えるという設定である。 演劇的な手法で見えること見えないことを描いており、 そのことがコントに転化していく様は見事である。 宮本大誠は以前、僕の会社の同僚だった。 学生時代に持っていた俳優になるという夢をかなえるために会社を辞め、 あれから10数年が経つ。 違う場所で頑張っている宮本の姿を見せられると、 本当に嬉しい気持ちになる。 彼も、もう42歳になる。 欲を言えば殺陣のシーンの身体のキレである。 そこを、身体トレーニングでさらに素晴らしいものにして欲しいと思う。 舞台での俳優の身体の動きを、観客は見ていると同時に全身で感じている。 高嶺ふぶきのプロモーションビデオは最高だった。 あれはいったい、誰のアイデアだろう?
by haruharuyama
| 2008-06-03 10:56
| 舞台
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Comments(7)
初めまして。残り僅かですがどうぞご利用ください。7月5日(土)~13日(日)まで、長野県松本市において平成中村座信州松本大歌舞伎(夏祭浪花鑑)が開催されます。当ホテルでは、公演チケットとご宿泊をセットにしたお値打ちなパック券をご用意しております。詳細は、当ホテルホームページをご覧ください。枚数に限りがありますのでご予約はお電話にてお早めにお願いします。
松本ツーリストホテル 0263-33-9000
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ようこです
at 2008-06-30 21:36
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演劇の感想を拝読いたしました。
千秋楽を含め何回も観たので、書かれた内容に衝撃を受けました。
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haruharuyama at 2008-07-01 00:20
ようこ様。何回も見るとまた違った発見がある筈です。衝撃を受けたところはどこの部分だったのでしょうか?僕の読み足らずかも?
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ようこです
at 2008-07-01 18:07
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申し訳ありませんが、
あなたがどんな方は全く存じ上げません。 しかしその視点は 舞台を楽しんでおられながら、客観的に芝居を観ている目!に衝撃を受けました。 私では ただただおもしろかった!!で終わってしまいそうですから。 高嶺さんの「プロモーションビデオ」は どなたのアイデアか聞いてみますね。 多分 水木さんご本人だと思います。 「水プロ」の旅行で聞いておきます。 「宮本大誠さんの出自」と これからの課題も伺えてよかったです。 これを御縁に 私も芝居好きなのでお邪魔させていただきたいと思います。
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haruharuyama at 2008-07-02 07:55
ありがとうございます。PVは本当に笑えました。
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ようこです
at 2008-07-13 23:05
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「水プロの旅行に行ってきました。」
なので 遅くなりましたが、高嶺ふぶきさんのプロモーションビデオについて聞いて来ました。 あれの発案者は「水木英昭さんご本人」。 本人曰く、 「何も考えてない白紙の状態であそこへ。たまたま亀がいたので、高嶺さんにも亀をやってもらった」とのことです。 「宮本大誠さんにも、このブログのお話しました。」が、 あなたのお名前をうっかり忘れてしまって・・・ 大誠さんが「誰だろう・・・???。まえの職場で芝居好きなのは・・・・??」と考えていました。 でも、そのお顔はとっても嬉しそうでしたよ。 是非 大誠さんが「公式水プロホームページ」に、今撮影中の「金さんの与力」のブログを書いてらっしゃるので、コメントを残してあげてください。
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haruharuyama at 2008-07-14 06:47
PVの件、ありがとうございました。旅行があるんですね。
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