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ひょんなことから、さだまさしのコンサートツアーに行く事ができた。 これもNさんのおかげである。 さだまさしの記憶は僕が中学の頃に遡る。 グレープというグループの「精霊流し」という曲がヒットして レコード大賞作詞賞をとった。 あの頃のレコード大賞はほぼ全ての国民が 紅白歌合戦の前に見る番組だった。 レコード大賞の会場であるTBSから 紅白歌合戦のためにNHKホールに移動する歌手を見ていて 大晦日なのに忙しく働いており、 彼らはなんて格好いいのだろうと羨んだ覚えがある。 それにひきかえ、子供だった僕は家で テレビを見ているだけなのか!と悔しい思いをしていた。 「精霊流し」という楽曲は暗く、子供ごころに、 その情緒みたいなものは理解出来なかった。 長崎で行われる死者の弔いの儀式であることさえも知らなかった。 20代前半にして、そのようなことを描く事が出来る さだまさしという人間の奥深さを今になって凄いなあと思うようになった。 さだまさしの名前を本格的に記憶したのは 1977年に大ヒットした「雨やどり」という曲だった。 これは、いったい! 当時、読んでいた少女漫画の世界がここにあるではないか!と驚いた! 雨やどりをしていて男女が出会って、 付き合うようになって彼を家に連れてきてということを、 ユーモアを交えながら愛情一杯に語る。 これは実は、さだまさし流の講談でないか!と思った。 さだまさしはあるストーリーを歌に乗せて描いていく、 精一杯の愛情を込めて。 その愛情が深いだけに聴いているもののココロの奥深くに届く。 そうしてフォークブームというものが始まり、 僕たちはみんな、おこずかいを貯めてギターを買って、 コードを覚え、アルペジオやらスリーフィンガー奏法などを勉強し、 下手なりに弾き語りをしようと懸命に努力した。 女の子の前で上手に弾き語りをしている友人をみて とっても羨ましかった。 不器用な僕は自宅で弦を爪弾いているだけだった。 一方、僕の弟はどんどんギターの腕を上げていった。 さだまさしのもうひとつの大きな特徴として バイオリンが上手いということがある。 Nさん曰く彼の作るメロディはバイオリンを学んでいたことが ベースになっているとおっしゃっていて、なるほどなあ! と感心、納得した覚えがある。 さだまさしはバイオリンを三歳から学び、 バイオリンで東京藝術大学付属高校に行こうと受験をするが、断念。 やむなく國学院高校に入学するのだが、 失意の中でさだまさしはその気持ちを解消するために、 創作することを始めたのだろうか? どちらにしても早熟な青年だったのだなと納得する。 さだまさしの曲の歌詞を聴いていると、 長編小説を読んでいるような気持ちになる。 長い長いストーリーが歌の後ろから見えてくる。 そこには人の一生や人生や生きる事が描かれている。 それに感応する人たちが彼の楽曲を愛するのだろう。 その世界観は世代を超える。 紅白歌合戦の会場でもあるNHKホールは観客で一杯だった。 演劇などでは考えられないような集客のチカラが音楽にはあることを実感する。 ここで紅白が行われるのかという感覚とともに さだまさしの歌を聴き、語りを聞く。 さだまさしのコンサートの特徴はその語りにあると言われているそうである。 まさにそれは芸の域に達しているものなんだなと思った。 語りに澱みがなく言葉が次から次へと溢れ出てくる。 そこで語られているのはやはり生きることである。 映画で失敗して大借金をしながらそれを何とか返済し、生きてきた。 その強さがさだまさしの今ある、ユーモアと情緒につながっている。 さだまさしが言っていた。生きているということは。つらいことなんです。 つらくない人なんていません。 だから生きているということは素晴らしいことなんです。 ちょっとしたことを素晴らしいと、いつもつらいからこそ思えるんだという さださんの本当の気持ちだな、と思った。 アンコールで歌われた「風に立つライオン」という曲を始めて聴いた。 アフリカに単身赴任して医療の現場に立つ男の話だった。 そのさわやかな志の高さに感激した。 アメイジンググレイスが挿入され独特の世界となった。
by haruharuyama
| 2008-12-07 08:16
| 舞台
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Comments(2)
Commented
by
kazuya toda
at 2008-12-08 14:47
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さだまさし!
羨ましいっす!! 『長編小説を読んでいるような』という印象、全く同感です! 『雨やどり』『親父の一番長い一日』『極光』、そして『風に立つライオン』! どれも皆小説のようで、大好きです。 むしろ削ぎ落とされている分、小説より無駄がなく、メロディとコードが付いている分、小説より叙情的な気すらします。 なかでも田舎から上京してきた僕としては『案山子』なんてもんは、もう、涙なしには・・・(笑) また、彼のコンサートはMCが素敵すぎて、MCのライブ版が出てるくらいだそうで、それも含めていつか行きたいなって思ってたので、ほんとに羨ましいです。 ちなみに、2007年1月7日の日記で『雨やどり』の歌詞に関するナンクセを付けた記憶があります(苦笑)良かったらご覧下さい。 最後に余談ですが、市川準さんのお別れ会でharuさん、お見かけしました。 きっとあの会の事も、日記に綴ってくださるのを楽しみに待ってます! 長々と、すみません。 久しぶりにコメント差し上げるので、舞い上がっちゃいました(苦笑)
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Commented
by
haruharuyama at 2008-12-09 08:42
kazuya todaさん。コメントありがとうございます。todaさんの歌われた「案山子」は忘れられない記憶として僕の中に残っています。
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