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着物のテキスタイルを中心にアートディレクションの活動をしている 谷川幸と写真家である桑原優希のコラボ展覧会が行われた。 場所は京都西陣の浄福寺近くの町屋を改装したギャラリー。 ここで谷川さんのデザインした着物を着てダンサーが踊る パフォーマンスがあるというので出かけて行った。 20時からという遅い時間にもかかわらず客席はいっぱいの人であふれていた。 若者とフランス人家族とその仲間を中心にたくさんの多彩な人々が集まっていた。 若旦那さんと呼んだ方がいい男性が二人和服を着て見に来ていた。 男性の和服姿もいいもんである。 紋付の羽織をしょって綿の着物を着た若旦那。 喋り方がやわらかくこれが京都の町屋の旦那衆の喋り方なんやろか? などと思って前の席のカップルの話を聴いていた。 谷川幸は蜷川実花が監督した映画「さくらん」で メインの花魁の衣装を手がけたその数32着。 伝統的な約束事をギリギリのところで守りながら 着物の概念を崩していく色も含めてそのように作っていくのが谷川幸の真骨頂である。 後ろの正中線から左右に完全に色の分かれているような着物がある。 野田凪の作品、半パンダを思い出す。 昔はこのような柄の着物があったそうなのだが 職人さんの手間がかかるということで最近はあまり作られなかったものだそうである。 谷川は京都造形芸術大学の染色を出ている。 卒業制作で自分のデザインした自らが成人式に着る振袖を作ろうとした。 そうして谷川は着物関係の職人さんに会いに行く。 そこで着物を作るための膨大な作業量と手間の多さを実感するようになり、 それとともに学生でしかない谷川幸に親身になってつきあい 熱心に教えてくれる職人に対して敬意を抱くようになった。 谷川は、着物が完成したころ、職人さんから着物の未来が 閉塞感に満ちているというような話を聞く。 谷川は様々な着物メーカーなどに彼女の学生時代に作ったブックを持って就職活動に行った。 彼女の面白いところはそのプレゼン用のブックを 各企業すべてにおいてきたところ。 たくさんのブックを作るのはものすごく手間のかかることだろう。 そうして彼女は着物のテキスタイルについて働きながら学ぶ。 その2年間の集中力たるや凄いものがあった。 まさに命を削りながら急いでいるというような言葉がぴったりくるような集中力であったと。 そして彼女がある着物メーカーに残していたブックが 彼女にチャンスを与える。 蜷川さんが作る「さくらん」での着物は既成概念では突破できないようなもの。 そこを打ち破るべく、着物メーカーは谷川さんのブックを思い出して問い合わせた。 数か月眠れない日々が続いた谷川さんは、 こうして32着の衣装を何とか間にあわせたのだった。 そこからの彼女の快進撃はさらに続く。 ビルの外壁のデザインの仕事で谷川は偶然、写真家の桑原と出会う。 一昨年の秋の出来事。 それが二人の運命的な出会いになる。 まるで「蒲田行進曲」のよう。 谷川は作品を作るたびに桑原を呼んで写真をとってもらう。 最初に桑原がとった二人の着物をきた女性が椅子に座って向き合う写真が まるで絵画のようであり、びっくりした。 今回のパフォーマンス会場の小道具としてその写真が展示されていたが、 最初はずーっと油絵かと思っていた。 短いダンスパフォーマンスが始まった。 京都の町屋で、くつろいでいる女の姿が時代を超えて浮かび上がってくる。 彼女はつややかな肢体をゆるやかに動かしながらキセルで一服する。 彼女の身体能力の高さが独特な面白さを生む。 首を正面に向けながら左右に揺らすのだが、 それが遊郭の飾窓の女のような、美しさと奇妙さ妖しさが同居したような感覚をもたらす。 金髪の髪の奥から光る眼光の鋭さに射すくめられる。 そういった強さとしなやかさが同居した魅力がこのパフォーマンスにあった。 それ自体は10分強の時間である。 欲を言えばもう少し見たいと思った。 着物を着換えてあとひとつかふたつ別のパフォーマンスを 谷川さん、桑原さんも一緒に共同で作りだしたものを是非にも見てみたいと思った。 会場の後ろには、ビールやサンドイッチ、ワインなどが出されており、 終演後のポストパフォーマンストークのあとの交流会はおおいに盛り上がった。 yu-anを出て、町屋の前の道路で立ち話。 しーんとした西陣の街で、 格子越しで懸命に議論しながら酒を飲んでいる若者たちの風景を見ることが出来た。 電球に照らされている彼らの姿がかっこいい。 yu-anの前にはたくさんの自転車が並んでいた。 そうか、京都に住んでいる彼らは終電を気にすることなく ゆっくりと京都の町屋で語り合うことができるのだなと思った。 そうして地域に根差した文化を大切にしながら、そこで創作活動を続ける人が増え サポートする人がおり、それを楽しむ人がいるということが、 その地域にとって本当に幸せなことなのではないか? と思いながら終電に乗って大阪の実家に戻っていった。
by haruharuyama
| 2009-04-28 07:57
| アート
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Comments(2)
山下様おはようございます。茨高同窓生の増田@明石、です。
株式会社リフト発足のメールを戴き、本ブログを拝見させていただきましたところ、谷川幸さんの記事をみてコメントさせていただいている次第です。 谷川さんとはひょんなことから、明石のウミガメイベントでエコバックデザインをしていただいた関係で、一日ご一緒させていただきました。 その後、あれよあれよというまにいい仕事を展開され、無料で!制作いただいたエコバックはいまやお宝ものです。 若きアーティストが、和の文化で世界に羽ばたかれることを、明石の地から願っている一人です。 また、同窓会でおあいしましょう。
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増田さま。ご無沙汰です。コメントありがとう。谷川さんと話していると元気をもらいますね。不思議なキャラクターの方です。今後の活躍が本当に楽しみですね。
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