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鵜山仁演出。 鵜山さんは、もうすぐ新国立劇場の芸術監督の 任期を終了する。 こうした意欲的な仕事を 新しく就任される芸術監督も是非、続けていって欲しい。 公共劇場でしか出来ない事業というのがあり、 その新たな試みが新しい芸術表現を生み育てていく。 この「ヘンリー六世」は三部からなる長編。 一部約三時間なので一気に見ると9時間もの超大作になる。 先々月だったかシアターコクーンで「ユートピアの岸へ」という大作があったが、 今回もそれに匹敵する。前売り完売。 なので当日券に賭ける。21日の土曜日。朝、9時前に新国立劇場へ。 10時からチケットの発売が行われる。 その時点で、もう、数十人の列が出来ていた。 ベンチで仮眠をとるもの。小型椅子を持ち込み長期戦に備えるもの様々である。 当日はオペラの公演もあったので、それらを希望する者たちが一緒になって座っている。 9時40分頃になると新国立劇場の職員がやってくる。 オペラ「ヴォイツェク」を見る人の列と、「ヘンリー六世」を見る列に分ける。 その時点で30人待ち。 当日券の空きが26席と書いてあったのであきらめモードだった。 「ヘンリー六世」のグループが集められ、説明を受ける。 まるで迷える子羊のような。 そこで一部から三部のその公演かを窓口で告げてください。とのこと。 また、S席とA席にも若干枚数空きが出たとのこと。 それぞれが、それぞれの思惑で列に並ぶ。 意外なことに三部の席が最初に売り切れた。 そうか、いままで一部、二部と別の日に見ていた人が来ていたのかな? 当然のことながらZ席を希望する。 Z席は一番後方の隅っこの席である。 オペラなら見切れて舞台の全体は見えない。 ただし、この公演は中劇場である。 二階席の最後尾の上手と下手の端の席。A席と大差ない! すんなりと一部のチケットを確保。 そうして、一枚購入したのち、その列の最後尾にもう一度並びなおす。 二部のチケットも買うことが出来たのだが三部は売り切れ。 キャンセル待ちは劇場で延々と待つしかなく、三部を見るのをあきらめた。 「薔薇戦争」のくだりである。 ま、よかったねということで、朝食を。 僕が日本一の立ち食いかき揚げ蕎麦だと思っている、初台駅前の「加賀」へ! かき揚げ蕎麦440円。注文してからかき揚げを作ってくれる。 5分ほどかかるがかき揚げの厚さは3センチにも達するだろうか?という一品。 舞台は、奥にいくに従って上がっている丘陵状の床。 黒い、FRPみたいな素材が敷かれており、上手前方には大きな池がしつらえられていた。 シンプルな中、力強さのある美術セットだった。 その空間に小道具を配して様々な場所に変化させていく。 美術は島次郎。 ベネッセのキャラクター「しまじろう」じゃないよ! また、前田文子の手になる衣装もよかった。 大きな布で作った衣装が、中劇場の俳優を大きく見せる効果があった。 舞台でも大きな布が効果的に使われていた。 セリフはテキストに忠実なのだろう。 シェイクスピアらしい、修飾語にあふれた 説明的とも思えるセリフを俳優たちが朗々と語る。 それは、それで、ああ、シェイクスピアだなあ!という意味でいい。 オーソドックスなテキストと俳優の演技。 それに斬新な美術や衣装が組み合わされる。 テキストに忠実な俳優の芝居は俳優のシンプルな力量がためされる。 現代口語演劇とは対極にある、舞台俳優!としての力量。 浦井健治の声がよく。中島朋子の品のあるスタイルが美しい。 渡辺徹のセリフに沸き、村井国夫の老練で狡猾で渋い演技に唸った。 そしてジャンヌ役のソニンがいい。 純粋でまっすぐなジャンヌを筋肉質の身体が演じる。 まるで身体が鉄の鎧からはちきれんばかりである。 また、動きの敏捷な感じがとっても良かった。 それ以外にもステキな俳優がたくさん出演しており、贅沢な舞台となっていた。 ただ、テキストに忠実?なので、冗長に感じるところも。 今度、蜷川幸雄がさいたまで「ヘンリー六世」をやると聞いた。 この舞台は6時間でやるという。 ものすごいスピード感とともに演じられるのか、興味を持った。 今回の舞台と是非、比較してみたくなった。
by haruharuyama
| 2009-11-24 07:27
| 舞台
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Comments(4)
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by
うやまLOVE
at 2009-11-24 10:16
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鵜山さんは任期半ばで解任されるわけじゃないですよ
ちゃんと、任期満了まで務めるんです。 問題になったのは、もう一期(=3年)続投するかしないかを 劇場側が決めた、ということに対して多くの「芸術家」と呼ばれる人たちが 「使い捨てだ」と批判したことです。 鵜山さんご自身は「僕は1期しかやりません」って前々から言ってたし、 ご本人の任期はとにかくきちんとやり遂げる、って新聞各紙でも掲載されていました。
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haruharuyama at 2009-11-24 21:21
うやまLOVEさま。コメントありがとうございました。ちゃんと調べもしないで失礼しました。任期半ばではなかったのですね。鵜山さんのおやりになろうとしたことが、いま、徐々に形になっているんですね。以下の文章を削除いたします。
任期半ばで解任され、終了する。 彼と事務局との間になにがあったのか知らないが、 変更させていただきました。大変参考になりました。
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うやまLOVE
at 2009-11-25 00:48
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こちらこそ偉そうにすみません。
芸術監督騒動の時に、「鵜山氏、解任!」みたいに書かれてしまい、 鵜山さんご自身があちらこちらで「そうではないんです、ちゃんと任期満了までやります」とおっしゃって周られてたんです。 同時に「国立の劇場を国民に浸透させられない執行部」に対する不満も、きちんとインタビューに答えられていました。 haruharuyamaさんがおっしゃるように、鵜山さんのおやりになろうとしたことが、本当に今、徐々に形になってきているんだと思います。 シェイクスピア講座やロビーの展示や、これまで新国立劇場で上演してきたシェイクスピア作品のビデオ上映会。スペシャルお弁当やヘンリーグッズの販売まで!!! 公演グッズなんて新国立で初めてだったんじゃないでしょうか? 鵜山さんは「公演がなくても人が出入りしている国立劇場」を目指してらっさるんですって。 次の芸術監督にも頑張っていただきたいですね!
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haruharuyama at 2009-11-25 08:14
うやまLOVEさま。コメントのお返事ありがとうございます。人が集まる場所を作ること。行政政策の基本であり、それを目指すべきだと思いました。貴重なお言葉ありがとうございました。
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