◎極私的ベスト(演芸・音楽・アート詳細)
「柳家喬太郎、立川志らく」
落語を見始めるようになって数年が経ち、
ようやく自分の好きな噺家さんはこのような人なのではないか?
と思えるようになりました。
そして、今現在、自分の好きな噺家さんは
柳家喬太郎と立川志らくなのではないかと思い至りました。
喬太郎は現代感覚と愛すべき情けない人たちが出てきて笑える新作落語と
本格的な古典落語とのギャップがどちらも楽しめます。
立川志らくは、変幻自在の不条理感漂う物語の作り方、
演じ方に、別役実やKERAなどの世界を見ることが出来ました。
喬太郎は「つかこうへい劇団」が好きで、
志らくは自ら劇団を作りお芝居もされているというようなところに
「好き」の共通点があるのでしょうか?
それとも、彼らと世代が近いからなのでしょうか?
「さだまさし、立川談春」
二年ほど前から、さだまさしのライブに行くことが楽しみになりました。
それは、彼の語りが面白いから。
彼のライブトークだけのCD集が出ているのもうなずけます。
また、立川談春がさだまさしの熱烈なファンと聞き、
ここも何か、気持ちが動くことに共通するものがあるのではないか?と思いました。
まさしんぐワールド2009(@NHKホール)で特別ゲストとして、
立川談春が落語を演ったのが印象的でした。
「『笑点』公開収録」
プランナーのIさんが熱心に観覧希望ハガキを出し続け、ついに当選!
後楽園ホールに一緒に見に行くことが出来ました。
独特のスタイルで番組の収録をしていく様に驚き。
ほぼ番組の実時間だけで成立している事実に驚きました。
円楽さんも天国から笑って見ていられることでしょう。
また、本年は
忌野清志郎さん、加藤和彦さん、森重久弥さん、大原麗子さん、
マイケルジャクソンなど多くのアーティストが亡くなりました。
みなさんのご冥福を祈りつつ、
今を大切に生き続けなければならないと実感しています。
さて、来年もどうぞヨロシクお願い致します。
そして、みなさまにおかれましては、良い年をお迎えください。
山下治城(やました・はるき)2009年12月30日