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2010年4月24日(土曜日)朝7時半すぎ、 快晴の新宿駅西口スバルビル前に続々と人が集まってくる。 赤い「開墾」ののぼりが目印。 こうしてデザインされたものを見ると単純に嬉しくなる。 これからは、社会貢献もヴォランティアも デザインされたオシャレな感覚と一体となったものがいい! 開墾ツアーに集まった人総勢30数名。 これから我々は山梨県北杜市の耕作放棄地を開墾するツアーに行く。 ツアー代金は1泊二日三食温泉付きで2万円! これだけの金額を払って何故開墾に行くのか? と最初は思うかも知れない。 しかし、ここから得られるものにそれ以上のものがあることは 経験したものにしかわからない。 だから、こうして経験したものたちが、経験したことのない人たちに対して 少しでもその魅力を伝えられたらと思って文章にする。 集合前に、朝ご飯として、地下街の立ち食い蕎麦「新和そば」に入る。午前7時15分。 天ぷらそば300円!安くて、おすすめです。 「開墾旗」の下で受付を済ませ、バスに乗り込む大きくデラックスな観光バス。 一路、山梨に向けてバスは出発する。 初台の入口から首都高に乗り、調布を抜け 右に競馬場、左にビール工場を見ながら 八王子インターを抜けていく。 途中、車数台の玉突き事故があり少し渋滞する 。談合坂SAで休憩。ここで、昼食を購入。 1日目の昼食だけが各自用意と書いてあった。 ここにパンやさん「リトルマーメイド」がある。 ここのパンはアンデルセングループなので美味しい。 ウインナーロール、カレーパン、チーズの入ったパン、粒あんパンを購入する。 バスは高速に乗って2時間半くらいで現地に着く。 あっと言う間に到着する感覚。 と言うのは、このツアーでは行きのバスの中で各々が自己紹介をするから。 30数人が一人2分語っても1時間は優に超える。 様々な参加者がいて興味深い。 今回のツアーで特徴的だったのは、ある企業の社長さんが 新人研修として10名の新人+1名の人事担当者を送り込んできたこと。 新人たちはみな若き男性である。 かれらのマンパワーと体力に期待感が高まる。 彼らの会社は住宅工事などの足場などをレンタルする会社だそう。 研修が続いているらしい。 本八幡にある寮にみんなで住んでいるそうである。食堂つき。 いまどき、うらやましい限りの労働環境。 そして、大学生の娘と来た親子、息子と一緒に来たお父さん、娘と母親などなど。 親子の交流がこうした場所で行われるのを見ているとなんとなく嬉しい気持ちになる。 みずがき山公園というみずがき山の麓のパワースポットで休憩、そこで昼食をとる。 売店で、味噌を購入。 先日、この村に来た時に買った、竹田味噌がとてもおいしく、 今度は別の手作り味噌を購入した。 これも美味い!味噌と醤油はいいものを使うと元に戻れなくなる。 ちょっとの出費で大きな贅沢の出来る逸品。 五郎舎(ごろうや)という民宿というには立派すぎる宿で開墾ウェアに着替えて出発。 開墾グッズ基本アイテムは、 長靴、軍手、帽子、手ぬぐい。 長靴も様々な種類があり、驚く。 そしてウェアのカラフルでおしゃれなものを皆なうまく着こなしている。 耕作放棄地に開墾ウェアのカラフルな花が咲く。 モンベル、パタゴニア、マーモット、ノースフェイス、ナイキ、などなど 機能的でカラフルで洒落たものがたくさん出ている。 初日は開墾村の看板を設置し、 以前、開墾した土地の抜根(ススキや樹木の根を掘り出すこと。)や 畔板(あぜいた)の修復を行う。 この開墾村の看板が掲げられた場所は今年、水田として蘇る計画である。 美しい水田風景、里山の風景がもうすぐ戻ってくる。 開村式として、開墾地の四隅に開墾旗を立て、お神酒とお米を撒く。 五穀豊穣の祈りが始まる。 ![]() 何物にも代えがたい自然、人間の力ではどうしようもない自然に真摯に向き合う。 ![]() 終了後「NPOえがおつなげて」が増富に設置した「みずがきランド」のお風呂に入る。 わいわいと汗を流し、土まみれになった身体をきれいにする。 18時過ぎから「五郎舎」にて、夕食と交流会が始まる。 ここの夕食はいつも本当に美味しい。 山菜や花豆煮、山菜の天ぷら、そして筍ご飯などが出る。 野菜中心のヘルシーで美味しいメニュー。 野菜や卵は地元で採れた新鮮な食材が使われている。 これらのものを食べると肉や魚などは必要ない?と思ってしまうだけのものがある。 それだけ、ここの食事が、食材が美味しいということ。 ビールがどんどんと空き、地元のワインや、日本酒が開けられる。 参加者が持って来た、焼酎や、果実酒などがふるまわれる。 はるかちゃんの作った、自家製果実酒などは一瞬のうちに空になる。 みんな、平等でフラットな世界が拡がる。 誰が偉いとか年齢や性差なども関係なく、 みながそれぞれの想いをそれぞれの場所で語る。 いろんな人が自由に語りあう場所が拡がる。 それも、開墾という協働作業を終えて来たからだろう。 協働作業をしたあとの雰囲気は昼食のときとはまるで違っている。 日帰りだとどのようになるのだろう?と思った。 食事がほぼ出つくし、デザートが出される頃、 参加者たちと、この開墾のお世話を現地でしていただいている 「NPOえがおつなげて」の代表、曽根原さんたちのお話を伺う。 そして、その場所でそれぞれが自己紹介を行う。 お酒が入っていることもあって大いに盛り上がる。 僕もここでお話をした。 農とは開墾とは土に触れることとは、芸術に似ているということ。 人間の根源的なものに触れる何かがある。それは、芸術も同じ。 舞台芸術の好きな僕はそのことを強く感じており、 そのことについてずーっと考えている。 農に触れるということは芸術的な行為と似ている。ものを創りだすという意味では同じ。 どちらもとてもクリエイティブな行為である、と。 そして、農作業という行為が芸術的な感覚を目覚めさせ、 左脳と右脳が活性化していく。 身体とつながったこの状況を肌で感じ取れるのが開墾の面白いところ。 身体と脳がつながり、大地を通じて地球に通じ、地球を通じて宇宙につながる。 そしてさらにその先には生命という概念が横たわっている。 そんな感覚が蘇ってくるのである。 そして、そのような経験をした同士たちがこうして ひとところに集まってさらに人がつながっていく。 映画「サマーウォーズ」を例に挙げてみんなに説明してみた。 多少おおげさだったかもしれないが、 僕の思っていることが、少しは伝わったのだと信じよう。 発言すると「開墾シール」をもらう。携帯電話に「開墾シール」を貼る。 ![]() 23時宴会終了。 宿のおばさんが、宴会が終わるまで待ってていただいているのに気付き、申し訳なくなる。 彼女たちは、明日の朝の7時には朝食を30人分以上用意しなければならない。 翌日も快晴。天気のいい増富の田畑と里山を見ていると気分がいい。 遠くに雪を戴いた八ヶ岳連峰が見える。 朝ご飯もいつも本当に美味しい。 卵と豆腐の甘く煮つけたもの、白菜の味噌汁、手作りのおしんこ、 塩鱒、野菜のお浸しなどなど。 とろろ芋が添えられておりご飯を三杯も食べてしまう。 前日、早寝をした人たちは、6時出発で早朝ジョギングに行ったらしい。 標高が高いので息が切れると聞いた。 標高は千数百メートルである。 昨日に引き続き開墾、この日は林のようになった場所の木を切って根を抜く。 そしてイバラや下草を刈る。大地の散髪みたいなもの。 ![]() すっかりきれいになった散髪された大地の前で記念撮影会が行われる。 昨日の夜の宴会ですっかり仲良くなったみんなは、和気あいあいと開墾をしている。 ![]() 開墾にも様々なやり方がある。 一人で黙々とやるタイプ。親子や夫婦で仲睦まじくやるタイプ。 ![]() そして、大勢で大きな目標に向かって木を切り根を抜くタイプ。 その日の気分やその人の性格によっても違うだろう。 そうして協働作業を通じてお互いが有機的に結合し始める。 そこからコミュニケーションが生まれて来る。 その瞬間が開墾の魅力でもある。 数時間で目に見えてきれいになる耕作放棄地。 ![]() こうして結果が目に見える形で提示されることに満足する。 結果が見えないまま何日も何カ月も何年も行う仕事が 一方にはあることを考えるとシンプル。 五郎舎に戻って、開墾前と開墾後とどう変わったのか、 どう感じたのかをそれぞれがそれぞれの言葉で語り合う。 みんなが人の話をきちんと聞いている。 この場の一体感の感覚が忘れられなくなる。 五郎舎で蕎麦といなりずしの昼食を食べた後、 ラジウム温泉「増富の湯」へ。大きな入浴施設。 マッサージコーナーや休憩所、食堂もある。 天然かけ流しの源泉は25℃! 「冷たいっ!」 と入った瞬間思うのだが、入ったあとじーっとしていると独特の肌感覚になる。 不思議な体験だった。 風呂上りのビールを飲み、そのままバスで東京へ。 談合坂で休憩した後は一路、新宿。 新宿西口スバルビル前に到着したのは午後6時半だった。 もうすぐ、「サザエさん」が始まる。 開墾に来たメンバーたちは三々五々別れ、またそれぞれの都会の生活に戻っていく。 主宰者の大塚さんが言っていた。 開墾して数日後に脳が活性化するのか、ものすごいアイデアが現れる!と。 人生観を覆すような体験がある! その魅力をきちんと言葉にするためには、さらにもう少し、 開墾や農作業のお手伝いを続けてみよう。 その先の、何かが見えてくるかもしれないから。 追伸:「開墾ブログ」立ち上がりました!
by haruharuyama
| 2010-04-29 14:45
| 運動と健康
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