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作・演出 小野寺修二、音楽 coba、 出演、首藤康之、安藤洋子、藤田善宏(コンドルズ)、 藤田桃子、小野寺修二。 「水と油」が解散してしまい、残念に思っていた。 久しぶりに「水と油」のテイスト満載のエキサイティングで スタイリッシュなんだけど面白く可笑しい舞台を見ることが出来た。 2008年にベニサン・ピットで行われた本作の53公演は 話題が話題を呼び評判を聞いた後では なかなか見ることの出来ない舞台となってしまい、 結局見ることが出来なかった。 今回、劇場がベニサン・ピットとは対極にあるようなパルコ劇場で見る。 当日券に何人もの列が出来ていた。 パントマイムをベースにした舞台。 声を発するのはある瞬間だけ、全員が セリフとも言えないような言葉のようなものを発し続けるシーンが1か所だけ。 あとは、あるミステリー小説を読んでいるような気分になる舞台。 場所は無国籍なヨーロッパ的な部屋の一室である。 安ホテルのようでもあるし、 ヨーロッパの大衆的なアパートメントにも見えてくる。 美術は松岡泉。 天井にもベッドやスタンドなどが吊り下げられており まるで天地が逆になったかのような舞台。 左右に扉が、奥の壁側にも二つの扉がある。 それ以外にも窓や戸棚の扉などが自由に使用され、 舞台のイメージが拡がっていく。 海外翻訳ミステリー小説をベースにした パントマイムミステリーコメディというと 都合の良すぎる言い方だろうか? 安藤洋子がシャワー室で倒れている。 藤田善宏が椅子の下に下敷きになって倒れている。 様々な過去に見たミステリーの名場面と言われるような シーンのイメージの集積。 それが身体とシンクロしていくのが面白い。 身体を強く意識したアニメーションがスタジオジブリの いや宮崎駿のアニメーションなら、 身体を強く意識した舞台がパントマイムでありコンテンポラリーダンスである。 しかし、身体を意識させるのにはコツがいる。 ただ単に身体を動かしていればいいというものではない。 重力に逆らいながら重力と対話し 調和していくようなダンスというのがあるのだなと思った。 後半のクライマックスシーンで首藤の踊りを見てこの人は凄いなあと思った。 静かに自然体に動いているのだがそれがしなやかで見ていて気持ちいい。 それと対比的に踊るのが安藤洋子。 彼女の確信犯的な踊りは重力に逆らい 動きが極端で人工的な感じがする。 その違和感をダンスで出したかったのだろう。 首藤のダンスと対比されることよってそれが際立ってくる。 水と油の元メンバーの藤田桃子と小野寺修二は まさに「水と油」を彷彿とさせる動きで魅せてくれる。 コンドルズの藤田善宏はやはり、コンドルズらしい 独特なユーモア感覚とコンドルズの中では群を抜いて素晴らしいダンスセンスが 混然一体となっていた。 イメージがイメージを連鎖させる、 素敵な大人の鑑賞に堪えうる舞台がそこにあった。 こうした優れた舞台は何度も何度も再演を重ねて深みを増していって欲しい。 それを確実に強化してくれたのが、cobaの音楽だった。
by haruharuyama
| 2010-08-04 11:03
| 舞台
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