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僕は、そんなに熱心な毛皮族のファンではない。 しかし、江本純子のファンである。 彼女の切れ味のいいセリフと論理的な思考から、 あえて逸脱するような馬鹿げたことを 本気でやっている姿勢に頭が下がる。 理科的な情緒みたいなものを江本純子という個人から感じる。 そして、同時に町田マリーという女優の存在抜きには毛皮族は語れない。 可愛い顔をして大胆、見た目は呆けたように見えるのがまた個性。 白痴美的と敢えて言おう。 そして柿丸美智恵などがきちんとギャグを固める。 この数年の江本作品はどんどんと自由になっている。 はちゃめちゃながら、通底する何か批評的なものがあり、 大きくぶれたと思っていてもまたそこに戻ってくる。 その絶妙なバランスが江本純子らしいと言えばらしい。 彼女はものすごく頭がいい。 結構アバンギャルドなことを言ったりしていても 時々ふと客観的にものごとを見る自分がいてそこに戻ってくる、 というようなそんな感覚。 江本はいったいどのようにして本を書いているのだろう? 今回の公演を見る前に 演劇ライターの徳永京子さんがツイッターで本公演について つぶやいているのがとても印象に残っていた。 5回に分けられて書かれたものを引用する。 毛皮族『小さな恋のエロジー』感想① 心の中で何度も「かっこいい!」と叫んだ。 毛皮族が作・演出の江本さん個人でなく劇団員も含めての すげぇ集団だということがよーくわかった。 その意味で10周年記念公演の名にふさわしいバカ騒ぎ。 ストーリーは完全に破たんしてて散漫。でもあえて言う。OK! 毛皮族『エロジー』② 過激エロ系演劇(と、とりあえずカテゴライズします)の宿命的な弱点は、 一時のポツドールもそうだったけど、 客席にエロのみ期待のお客さんが集まってしまうこと。 彼らは、舞台上の人が何を演じているかなんて、ほとんど関心がない。 毛皮族『エロジー』③ 簡単に言ってしまえば「3000円台できれいな素人のおねえちゃんの おっぱいが間近で見られる」から集まるのであり、 でも劇場の客席にいれば演劇を観に来たという言い訳が立つのであり、 そのねじれた劣情は一般の観客の精気を奪い、 やがて舞台上の空気も澱ませる。 毛皮族『エロジー』④ 江本さんは間違いなく早期にそれに気付き、どう乗り越えるかを ずっと考えてきたと思う。それは「どうすれば賞を獲れるか」と同じくらい難しく、 孤独という意味ではそれ以上にハードな戦いだろうけど、 毛皮族はこの作品で完全な勝利を収めている。毛皮族が選んだ道は、 毛皮族『エロジー』⑤ エロと笑いの双方向をド真剣に攻め込むこと。 志村けん並みの変なポーズとニプレスダンスを、 妙齢でスタイル抜群の美人女優が、何も惜しまずひるまずやりきるかっこよさ! けもの道を完走した彼女達のパワーが、客席の劣情を護摩のように昇華する。 21日(火)まで、駅前劇場。 僕自身が、この文章に惹きつけられ公演を見に行くことになった。
by haruharuyama
| 2010-12-19 09:28
| 舞台
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