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三谷幸喜作・演出 震災の翌日! Fさんに譲ってもらったチケットがあった。 パルコ劇場のホームページを見ると、通常通り公演を行うとある。 土曜日なので電車の混乱もなく運行していることを確認。 2時間前に家を出て渋谷に向かった。 いつもと違って人が少なく閑散とした様子。 お盆やお正月の東京のようである。 すいすいと歩きやすい。渋谷のLABI・YAMADAの向かいの 「富士そば」に入って昼食。 ここは、通常通りの営業をしている。 きつね蕎麦を食べた。370円。 パルコ自体はこの日は休館だった。 パルコ劇場にはエレベーターを利用して9階まで上がらなければいけない。 余震があって止まったらどうしようと一瞬思った。 1階にパルコの方が常駐しており案内されたので安心した。 金曜日の2時46分の震災以来、初めてエレベーターに乗った。 それから今日までまたエレベーターには乗っていない。 自宅が1階であるのとオフィスが3階であるということもある。 華やかなお花が飾られているのだが、劇場内は閑散としていた。 JRの運行などが復旧出来ておらず、劇場まで物理的に来られなかった人、 そして、余震や家族と離れることを危惧して 観劇を取りやめた人がたくさんいたのだろう。 結局、客席は6割くらいの入りだったような気がした。 とともに驚いたのは当日券に並んでいた人が何人もいたこと。 様々な考え方があるもんだなと感心した。 開演前に、三谷幸喜本人が舞台に上がって挨拶をされた。 こんな大変な時に劇場に足を運んでいただき…。 上演の3時間だけは、いろんなことを忘れて頂いて…。 とはいえ、今回の舞台はシリアスなものなんですが…。 といいながら舞台袖に下がっていかれた。 そして「国民の映画」が始まった。 オープニングの映像タイトルがいい! まるで当時のドイツ映画のようである。 ドイツ語のタイトルで書体含めてある種の品格がある。 (以下ネタばれ含まれます) ナチスドイツの宣伝担当大臣、ゲッペルスの名前は有名である。 広告関連の仕事をしている人はもちろん、 歴史好きや映画好きの人ならほとんどの人が知っているだろう。 小日向文世演じるゲッペルスはナチズムと芸術(特に映画)をこよなく愛する男として描かれる。 ナチズムと芸術の間の接点にゲッペルスは居るのだ。 ゲッペルスには信頼している執事がいる。 小林隆演じるフリッツと名乗るその執事は、実は、ゲルマン民族純血主義の 流れの中にいない人種であることがわかる。 フリッツの映画に対する該博な知識はゲッペルスを刺激する。 映画の先生であり、執事である。 そのような矛盾性がこの舞台ではたびたび描かれ、 大きなテーマとなってこの劇全体を覆う。 単純なお話にはしない。 三谷幸喜の矜持がその中から感じとれる。 その他にはナチズムの首脳陣が何人か登場する。 ヒムラー(段田安則)とゲーリング(白井晃)。 ゲーリングは芸術感の部分でゲッペルスと共感し、 それが競合関係にもなっている。いわゆるライバル! 会話の中で「退廃芸術展」の話がなされる。 そこには結果、多くのドイツ国民がやってきた。 シャガールやピカソ、ゴッホ、セザンヌなどの絵画が そこで展示されたそうである。 この芸術に対する態度自体もゲルマン純血主義と通じるものがある。 ゲッペルスはその態度を疑うことはなかった。 それは民族に対しても芸術に対しても。 白井晃(ゲーリング)はわかっていた、だからこんなことを発言する。 芸術を愛することは出来ても芸術からは愛されない。 ここに三谷の思いが凝縮されているんじゃないか? ナチスの要人と並行して描かれるのが、ドイツの映画人たちである。 風間杜夫演じる映画俳優・監督・プロデューサー、エミール・ヤニングス。 そして何人かのベテラン俳優や大女優や新人俳優、二枚目俳優など。 ナチズムと深い親交のあった映画監督レニ・リーフェンシュタール(新妻聖子)も登場する。 レニはナチスの莫大な国家予算を使って「意思の勝利」「民族の祭典」などを監督。 反体制の脚本家エーリッヒ・ケストナーを今井明彦が演じた。 この舞台で面白いのは反体制派の今井とゲッペルスの妻(石田ゆり子)の関係や、 彼らが雇っている、執事、フリッツとゲッペルスとの関係である。 ある瞬間にそれらの矛盾点が一気に噴き出し、 ギリギリでバランスが保たれていた秩序が崩壊する。 いま、ここにあるということ自体がギリギリのバランスや 偶然によって起こされているものだと強く感じた。 しかも、このような事態の日本だからこそより深く感じとることが出来た。 パルコでは12(土)と13(日)の公演は予定通り行われたが、 14日(月)の公演は中止となった。
by haruharuyama
| 2011-03-22 09:14
| 舞台
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