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作・演出 柴幸男、第54回岸田戯曲賞受賞作品。 待望の再演。 初演はどうしてもスケジュールが合わず、 見に行くことが出来なかった。 三鷹市芸術文化ホールとままごとの最高に幸せなコラボレーションが結実した。 会場は自由席なので開演の30分前に行ったら、 すでのたくさんの人が会場前のロビーで待っていた。 真っ暗な劇場は四方から舞台の真中を見降ろす形になっている。 真っ暗な空間が舞台の真ん中に拡がっている。まるでブラックホールのよう。 そう「なにもない空間」。 一昨日、ツイッターで木俣冬さんがつぶやいていたのを見た。 「近年公立劇場が小劇場の若い才能に場を与えるようになっているが、 三鷹市芸術文化センターはずいぶん前からそれをやっていた。 ひとりの制作者がコツコツと劇場に足を運び 自分の目で見つけた才能に公共の場を提供してきた。 それが『わが星』の誕生にもつながった。 そのことを決して忘れていけない。」 奇蹟を起こすのは偶然ではなく、たゆまなく行われる 努力の必然なのかもしれないとその「つぶやき」を見て思った。 ゼロから世界は始まる。 何もない真っ暗な空間が凝縮して大爆発が起きたと言われている。 いわゆるビッグバンである。 宇宙はそれから130億年間延々と拡がり続けている。 それは全ての恒星や惑星や衛星が宇宙の中心から離れ続けている という意味でもある。 柴幸男の戯曲はその遠大な宇宙の歴史と ほんとうに小さな今ここにある家族の瞬間を等距離に描く。 その対比が素晴らしい。 先日のパーティで聞いた言葉をまた思いだす。 「百三十数億年の宇宙の歴史の中の 四十六億年の地球の歴史の中で生きている 私のこの瞬間の奇蹟。」 芝幸男は、この奇蹟を壮大なスケールとミニマムな一つの家族で構成する。 主人公の女の子「ちーちゃん」(端田新菜)の言葉に詩情があふれる。 宇宙を描きながら、そこから出てくる抒情性は何だろう? 人は、その一期一会な瞬間ということを 本能的に感じているのかもしれない。 無意識の中の意識がこの舞台を見て蘇る。 それは身体感覚にもつながる。 音楽とセリフが一体となってリズムを作る。 大きなサウンドデザインがここでは行われている。 芝幸男のリズムがここにある。 打ち込みの音楽とともに、時報の音が鳴り響き、 それとセリフが一体になり、さらには、そこに 演じダンスをするという動きが重なってくる。 それらの全ての身体的要素が複合的に見るものを刺激する。 こ、これは明らかにここでしか体験できないもの! そういう意味でもこの作品は極めて演劇的な作品であると言える。 一緒に見たNさんが、3・11の震災後にこうした演劇が行われているというのは 何かの必然だったのではという言葉が印象に残った。 あの瞬間は百三十億年の中の一瞬かもしれないが、 その一瞬が起こしたことは限りなく大きい。 「ちーちゃん」の家族の関係にもそれは置き換えられる。 「ちーちゃん」はおねえちゃんと一緒に遊び、 お母さんに叱られながらも、お誕生日をみんなでお祝いされる。 おばあちゃんと一緒に暮らしており。 お父さんは毎日懸命に働いて郊外の10階建ての集合住宅に戻ってくる。 お母さんとお父さんの一日の対比の構図が面白い。 これは演劇じゃないと出来ない、 同時に、演劇体験の根源的なものがここにはある。 同じく、「ちーちゃん」と「つきちゃん」との対比もいい。 ある日、突然、出会った女の「ちーちゃん」と「つきちゃん」。 二人は一緒に遊ぼうとする。「ままごと」を始める。 二人の生涯が、地球や月の生涯と重なる。 全てのものは生まれそして死んでいく。 全てのものには寿命がある。 それを無意識下に突きつけられる。 突きつけられることによってどうしようもない現実を知り、 この瞬間が愛おしいと感じる。 その想いが抒情性をさらに強調させる。 地球と月は1年に3・8センチずつ離れている。 その事実を「ちーちゃん」と「つきちゃん」の関係に重ねる。 そして同じところを回り続け、同じようなことが繰り返されるのだが、 それは決して同じではない。 これは真理である。 真理を突き詰めてこうした作品に仕上げてしまっているのが、 弱冠29歳の青年だということに舌を巻く! 音楽は三浦康嗣(ロロロ)、 振り付けは、白神ももこ(モモンガ・コンプレックス) ドラマツルグ、野村政之。
by haruharuyama
| 2011-05-01 09:42
| 舞台
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Comments(2)
山下さん、私も初演を見逃して、再演で観てきました。
眩しくて輝いていていとしくて切ない。そんな気分のなか、夫婦の、朝起きて、、、働いて働いて働いて、、この道を何回歩いてきたんだろう、のところで涙が止まりませんでした。 再演ですが、このタイミングでこの舞台に逢えて本当によかった。日常の眩しさ、はかなさを思い出すことができた気持です。 初日に行ったあと、口口口ライブ版もみてきました。そちらもまた面白い試み。 いわき市での公演、劇場破損のため中止は本当にざんねんでなりません。
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maさま。コメントありがとうございます。恒星は輝いてそしていつかは輝きをなくしていく。人間も同じなのでしょう。その輝いている今の一瞬を生きているから、余計、切なく思うのでしょうか?ロロロライブ版ってむちゃむちゃ面白そう!取りあえずCDだけ購入しました!
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