文学座ファミリーシアター初見。
いままでに、何作かの上演が行われていたらしい。
最初は2002年の「アラビアン・ナイト」2004年「眠り姫」
2005年「風をつむぐ少年」2007年「若草物語」
2008年「トムは真夜中の庭で」2009年「かぐや姫」
2010年「わが町」に続く8回目。
子供も楽しめるような題材を扱って
こうしてゴールデンウィークなどに上演されるのは、とてもいい。
結果、とても素敵な舞台に仕上がっており
、これを見た子供たちは舞台を見るのがきっと好きになるに違いない。
原作は二―ル・サイモン。
調べてみると、これは、二―ル・サイモンの半自伝的な戯曲であるらしい。
場所は米国東海岸のNY市のブライトン・ビーチ。時は1937年。
1929年の世界恐慌から8年経って、
また世界の関係があやしくなり第二次世界大戦に突入しようかというような時。
二―ル・サイモンが15歳の時の体験がここで語られる。
思春期を迎えた少年ユジーン(宮内克也)(=二ール・サイモン)は
いとこのノーラ(渋谷はるか)に恋している。
性の対象として彼女を見ている。思春期に特徴的なもの。
僕自身を振り返っても、中学や高校生のときの日記は
そんなことばかり書いていたような気がする。
「女の子に恋することに恋している」
そんな時代は確かにある。
ある意味、必要な通過儀礼なのかもしれない。
それを経て、実際の女の子とつきあい始め、女の子のカラダのことを知り、
そして男女の関係になり、夫婦となり子供を作る。
その子供が思春期になると、また。
とこの繰り返しである。
ユジーンは3つ上の兄がいる。
彼は家の経済状況などで大学には行けず、近所のお店で働いている。
父親も学歴がないが何とか仕事を見つけ毎日、朝から晩まで
二つの仕事を掛け持ちして家族と親せきのために働いている。
それを家庭で支えるのが母ケート。
ユダヤ人一家を支える肝っ玉おっかさんである。
ここに伯母のブランチと二人の娘が同居している。居候である。
ブランチの夫は若くして急逝する。
何の財産も残さず保険も掛けていなかったので
ブランチの一家は途方に暮れて姉の一家を頼って来たのだった。
サザエさん的な一家の生活の中で様々なことが起きる。
この時代は米国でも父親のチカラが強く、いろんな意見を父親に求め、
母親はそれに従っていくというスタイルだったのだな!と思った。
向田邦子の脚本の米国版のようである。
向田邦子の作品も威厳のある強い父親が出てくる。
経済状況がひっ迫して大変な家族ではあるが、
みんなで助け合って生きている。
一人ひとり問題を抱えており、本人にとっては
その問題は大きく深刻である。
年齢や経験に応じてその問題の質や大変さは変化する。
そして人間はそれを何とかかんとか乗り越えながら生きている。
それが生きるということの一つの側面。
二―ル・サイモンはそこをストレートに描く。
日本人ならばなかなか言えないような
ストレートなセリフが家族の葛藤を生み、和解も生む。
でも、そのことが開かれている。
それがサザエさん的でもあるということ。
そして、日々は過ぎ、人生は続く。
父親が病気で倒れて休養していても父親は父親。
二―ル・サイモンの家族に対する愛情が溢れた舞台だった。
訳;鳴海四郎、演出:望月純吉。
ちなみに、三谷幸喜は二―ル・サイモンの大ファンである。
三谷が主宰していた劇団「東京サンシャイン・ボーイズ」は、
二―ル・サイモンの戯曲「サンシャイン・ボーイズ」からの引用。
8日まで。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-15908797"
hx-vals='{"url":"https:\/\/haruharuy.exblog.jp\/15908797\/","__csrf_value":"8e817bbbe62ef1ace386364f7fa0ecc3992486c6abb9f82577118feadb7a33ccbe502ecc11f10a6fcf43983d55feefc84bab7a97d7fba4a2824846e4755af7f4"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">