青年団の初期からのメンバー山内健司の一人芝居。
彼は、フランスに演劇の交流事業で長期滞在することになった。
青年団「別れの唄」のメンバーだった。2009年のことである。
フランスでの公演は毎日のようにあるという
わけでもないので時間があったらしい。
山内健司が何かこの国の子供たちに出来ないかと
平田オリザに戯曲の執筆を持ちかける。
平田は日本的なもので何か良く分からないものがいい
ということで「舌切り雀」を選んだそうである。
この日の公演は子供たちも何人か見に来ており、
その子たちの反応を見ながら舞台を見ることが出来た。
舞台下手にスーツ姿でトランクを持って立っている、山内健司。
彼はときどき、子供たちに向かって変な顔をしたりする。
子供たちはそれを見逃さずきちんと反応する。
おじいさんとおばあさんが出てくる。典型的な昔話である。
おじいさんはやさしく雀たちに餌をあげるのだが、
おばあさんはケチで意地悪。
ある日、洗濯のりの盗み食い(雀にはそんな気はまったくなかっただろう)が
見つかって、雀はおばあさんに舌を抜かれる。
最初、雀のさえずりをみんなでやってみる。
「チュンチュン」「チュンチュン」と。
幼稚園などで教わっているのか、子どもたちは
大声で山内健司の指示に従い「チュンチュン」と返す。
恥ずかしそうに「チュンチュン」と
普段の声の10%くらいの感じで発声する大人たち。
いくつか、こうした観客参加の部分がありながら舞台は進んでいく。
おじいさんは心配になって雀たちを探し出し、
雀たちのところで雀たちの歓待を受け、
最後に大きなつづらと小さなつづらをお土産にと渡される。
おじいさんは小さいつづらを選び、帰ってくる。
それを見たおばあさんが単身、雀たちのところにいって
大きなつづらを持って帰るのだが、という話。
強欲というものが、いかに不幸な結果に導かれるのか?
ということを描いたものだったのか?
それと舌を抜かれた雀と雀たちの仲間が、
舌を抜いた張本人の家族(犯人の家族でもある)のおじいさんを歓待し、
その後訪問したおばあさんにまで土産を渡そうとする。
彼ら雀たちは赦しを与えているのか?
雀も暫くすると舌が生えてくるという、奇妙な話。
トランクが効果的に使われる。
舞台の真中にある机の上に置かれ、そ
のトランクの中からおじいさんとおばあさんの人形が出てくる。
文楽人形のように山内はおじいさんとおばあさんを動かして、
自らが演じる雀と対比させる。
舌を切られた時の表現が強く印象に残った。
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