「文系のための生命科学」東大生命科学教科書編集委員会(@羊土社)
生命科学というジャンルがあるということを新聞で知った。
日本の学校では「生物」などで原理的なことを教えてくれる。
DNAの塩基配列とか、メンデルの遺伝の法則とか、
細胞のこととか。
海外の学校では、そこからさらにつっこんで
自分たちの病気のことや身体のことを含めて教えるそうである。
何故ガンになるのか?
免疫とはどういうものか?
生命倫理とは?
みたいな現場の医療の最前線で起こっていることなどを含めて、
わたしたちの生活に沿った形で
具体的に科学と生活ということを教えると書いてあって、
なるほどなー!と感心した。
NHKで、ときどき先端医療や生命倫理などの特集が組まれる。
そういった「生命科学」の基本から現在までを
教科書のように編纂してくれたのが本書である。
東京大学の先生たちが一生懸命作ったのだろう。
図解が豊富で、わかりにくそうなことも丁寧に説明している。
文系のための、と銘打ってあるので数式や化学式はほとんど出てこない。
日本語を読み解くチカラさえあれば大丈夫。
まずは、生命科学の誕生から、生命の定義をする。
福岡伸一が「生物と無生物の間に」という本を書いて
ベストセラーになったが、何が生命で
ヒトはどのような起源を持つのか?ということが書かれてある。
個人的にはこの第1部第1章が一番面白かった。
続いて、細胞、ゲノム、DNA、遺伝子と続き、
発生と老化、再生医療などの項目が続く。
脳の話に1章をさき、がん、食と健康、感染と免疫、
生命倫理、生命技術、多様な生物との共生
という構成である。
教科書的なるものがこのように面白く読める
ということをこの年になって改めて気づくことが出来た。
山川の世界史や日本史などの教科書が
一般向けに書店で発売されていることに深く納得。
わたしたち人類は15~20万年前にアフリカで誕生したと言われている。
最初の人類はアフリカの大地溝帯から旅立った。
(もうひとつの学説もあり紹介されていた、
それは180万年前にアフリカから中東を渡ってユーラシアに、
また他の原人がオーストラリアにという分散して人類に変化していったという説。)
どちらにしても、人類は旅をしながら人間となっていくということは同じなのだ。
その旅人が人類であるというロマンを掻き立てるお話はいつ聴いてもいい。
また環境に適応していくために特異遺伝子が出来
それが環境適合型の生物に進化していくという話も面白い。
その副作用的なものとして「がん」が存在する。
種が生き残っていくために必要な機能なのだろう。
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