「あぜ道のダンディ」2011年日本(@シネマート試写室)
石井裕也監督は若干27歳。
先日、女優の満島ひかりと電撃結婚したので覚えている方も多いだろう。
石井監督の前作は、
その満島ひかりが主演した「川の底からこんにちは」。
僕は残念ながら未見だが、かなり面白いという評判は聞いている。
その石井監督が今度は50歳の中年男を主人公にした映画を作った。
50歳といえば僕と同世代じゃないか!
その世代のカッコいい男とは?
という問いに石井監督は答えている。
彼の言うかっこよさとは、見た目とか家柄とかキャリアとか
資産をどれくらいもっているかなんかではない。
どのように人と向き合って生きて行くか?
ということに真剣であればそれがカッコいいのだ!
という思いが、この映画から伝わってくる。
それを体現してくれるのが光石研。
彼は、何年か前に若くして妻(西田尚美)を亡くし、
男手ひとつで、息子(盛岡龍)と娘(吉永淳)を育てている。
息子は一浪をして東京の私立大学に合格した、
娘は現役で同じく東京の女子大に合格している。
父親である、光石は、金はいくらでもあるから、何でも言え!
と子供たちに話す。
子供たちは、中卒で運送工場でトラックのドライバーとして
配送の仕事をしている父が、そんなにお金は持っている筈もないだろうことは知っている。
光石には中学時代から仲の良かった同級生がいる。
田口トモロヲ演じる真田がいてくれることで気持ちが優しくなれる。
彼の存在によって物語に深みが出た。
35年以上も付き合いつづけてきた二人。
いつもの居酒屋でラガーの大瓶をグラスに注いでうだうだと話をしている。
ときどき、どうしようもない現実に向き合わざるを得なくなり、
それがわけのわからない怒りに変わる。
光石はそうこうしながらも懸命に生きている。
自転車を競走馬に見立てて、そしてそのレースを
人生のレースに見立てる。
人生の勝ち負けなどないのだろう。
その競走馬に見立てた自分に鞭を入れ続け
なんとかかんとか生き続けていく、
ということがそれだけでカッコいいと思うのだ。
サッカーの中山雅氏や三浦和良選手が好きだ。
彼らはもう普通なら引退というような年齢にもかかわらず
試合に出ると無我夢中でボールにくらいついていく、
その決してスマートじゃないががむしゃらに向かっていく
その姿をみて心がうごかされるのである。
そんな気持ちになった映画だった。
劇作家の岩松了がいい味の医師を演じていた。
本日から公開。50歳前後のおじさん必見です。
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