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三谷幸喜は「芸術家とは?何なのか?」ということを書きつづけている。 前作「国民の映画」では芸術が理解できない、芸術好きの男を描いた。 「コンフィダント・絆」や「なにわバタフライ」なども表現者を描き、 その苦悩と表現し続けなければいけない理由について書いている。 書きつづける理由というのは、 三谷幸喜自身がそういう人間(=芸術家)だからなんだろう。 彼のエッセイが朝日新聞夕刊に毎週連載されている。 三谷ファンはそれを読んで彼の考えていることを知り、 彼の行動や近況を知ることになる。 今年の5月23日、三谷は長年連れ添った、小林聡美と離婚した。 彼女は飼っていた猫たちを連れていき、三谷は愛犬「とび」と二人だけの生活になった。 その体験が、この戯曲にも色濃く反映されているように 感じるのは自分だけか? 本公演のチケットはプレミアとなり、ヤフオクで高価な取引がされている。 ので、半ばあきらめていたのだが、「演劇の神様」というのがいるのだとしたら、感謝。 当日券の制度があり、電話で前日に予約する。 13時に電話してみたら1回で通じた。整理番号は29番。 立ち見になる可能性があるかもなどと言われていたのだが、 ダメもとで代休を利用して、世田谷パブリックシアターへ。 1時間前に並んで席を整理番号順に確保していく。 この日は、並んでいた全ての方が椅子席に座れた。 僕は、S席などは当然なく3階席の一番上手側の席となった。 天井桟敷のような場所。 しかし、ここが意外に良かった。 オープニングで深津絵里と目があうような、場所なのだ! その理由は舞台の造りにある。 ロンドンのアパートメントが精密に造られている。 夏目漱石がロンドンに留学をしていたのは有名な話である。 その留学時代、夏目は異国の環境で神経症に陥って、うつうつとした日々を 過ごしたということも有名な話。 以前、江戸東京博物館で「夏目漱石展」が行われた。 その時に展示されていたロンドン留学時代に残っていた日記とメモが凄かった。 緻密な文字でびっしりと記されている英語の文章の高度さに。 夏目はこれだけの英語のチカラがあったのにもかかわらず 会話コミュニケーションという別のベクトルが苦手だったことと、 日本人というマイノリティという被差別意識が彼を殻に閉じ込めたらしい。 三谷は当初、本作品を書くにあたって、夏目の鬱々としたロンドン留学の 日々を描こうと思っていたそうである。 が、3・11の震災をきっかけに方針を変更したと書いていた。 みんなが笑って楽しめるものにしようと。 結果的には笑える部分と、芸術家となっていく夏目漱石の苦悩。 そして彼らにまつわる人々の逞しさと苦悩などがバランスよく配置されるものとなった。 映画「マイフェアレディ」の「Wouldn't it be loverly?」が テーマ曲のように使われている。 厳格なマダムが居て、女中奉公しているロンドンの下町っ子である深津絵里に しつけを教えているシーンなどはまさに「マイフェアレディ」。 深津のコケティッシュな魅力が満開の舞台となった。 夏目役の野村萬斎と恋に落ちる深津がチャーミング。 彼女が野村にプレゼントされた足袋を履いて うれしそうに踊るシーンが印象的だった。 あの踊りと歌は、イギリスのマザーグースなのか? 野村萬歳の身体の動きがいい。 狂言を基礎にした下半身がしっかりした動きが明治時代の日本人を想像させる。 独特の動きがチャーミングに見える。 この二人を大泉洋、浦井健治、浅野和之という芸達者が固める。 (特に本作での浅野の活躍は特筆。 浅野の役をやってみたい俳優候補がたくさんいることだろう。一番、笑いを取っていた。) シス・カンパニーらしい、豪華なキャスティングである。 こうしたキャストでメジャーな舞台を作り上げる手法には感心する。 そうすると2カ月近いロングラン公演が実現でき、 ロングランすることによって利益が上がる。 長くやればやるほど美術を初めとした一日当たりの費用は削減出来る。 とともに、ロングラン公演を行うのには勇気がいる。 たくさんのお客さんが見に来てくれなければ、 利益が出る仕組みは成立しないから。 そして、今回の試みは成功した。 夏目漱石は留学から戻った翌年「吾輩は猫である」の執筆を始める。 三谷の元妻と愛犬たちに対する思いの詰まった ウェルメイドなシリアスコメディとでもいうような舞台が完成した。
by haruharuyama
| 2011-06-23 10:09
| 舞台
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Comments(2)
とても魅力的な記事でした!!
また遊びにきます。 ありがとうございます!!
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ビジネスマナーさま。ありがとうございました。また遊びにきてください。
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