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銀座中央通りの1丁目にポーラ銀座ビルがある。 こんなところにミュージアムがあることすら知らなかった。 箱根の仙石原にはポーラ美術館がある。 ここは、近代の西洋と日本のアートが所蔵・展示されている。 現在はレオナール・フジタ(藤田嗣治)の展覧会が行われている。 涼しい箱根でゆっくりと藤田嗣治の絵をみるのもいい。 ここ、銀座1丁目のポーラミュージアムアネックスは 現代アートの展示が中心と聞いた。 年に10回ほど展示会が行われているらしい。 ここのキュレーターが今回、九州で活躍している 新進アーティストの松尾高弘に目を付け、 この展覧会が実現したそうである。 昨年の秋にはこうした展覧会をやることは決まっていたらしい。 震災後、実際の展示会はどうなるのかなと心配されていたそうであるが 予定通り、行われた。 1階はポーラの化粧品の店舗。 天井高の高い場所で展示されていたのは、 擬似オーロラとも言えるもの。 「Aurora 2011」 ものすごく薄い生地(これは日本でしか造れない技術だそう。)が 天井からつるされておりそこに三原色のLEDライトがあてられる。 下からサーキュレーターでファジーな風が送られており、 その風による布の変化に合わせて光の反射が変わってくる。 その様子がまるでオーロラを見ているよう。 松尾のテーマは一貫している。 予測不可能な中に身を浸して自然を感じるような体験をさせてしまうデジタルアート。 と書くと背反していることのように思うのだが、 その自然さやゆらぎみたいなものと、 プログラムされたインタラクティブなプラットフォームの 調和がきちんととれているからこそ、 そこにいて気持ちのいいものになる。 3階に上がると、真っ黒な空間の中に 透明なストロー状の透明な管が何本も吊るされている。 そこに近づくとセンサーが反応して天井から光が下の方へ移動する。 LEDの白い端子が上から下へと移動する。 その光の移動が周囲の透明な管に反射して幻想的な雰囲気となる。 まるで光の雨を浴びているかのよう。 「White Rain 2011」 震災後の東北は真っ暗になって 星がものすごく輝いていたというツイッターの記述を思い出す。 光が降り注ぐ際にピアノの音色が すこしリバーブをかけた状態で聞こえてくる。 まるで雨が降った音をピアノの音に翻訳しているような。 一番奥の部屋は、大きな半透明のカーテンが半円形状に吊るされている。 そのカーテンに近づくとクラゲの大群が浮かび上がってくる。 ゆらゆらと揺れているクラゲ。あれはCGなのか?本物なのか? そのクラゲに触ろうとするとクラゲは少しびくっと身体を震わせる。 アンビエントな曲が漂い、 真っ暗な空間の中を発光クラゲとともに漂っているような気分になる。 「Aquatic Colors 2009」 どれも、ゆったりと気持ちのいい、癒される作品群ばかりだった。 テクノロジーの進化により、よりこうした自然に近づくようなことが 可能になっている。 インタラクティブアートの面白さと、このような仕組みは今後、 企業などのデジタルサイネージや展示物に置き換わっていくのではないだろうか? と期待する。 こうしたものが人の集まるショッピングモールなどに設置されているのは とても素敵なことなんじゃないだろうか? まさに広告とアートの融合である。
by haruharuyama
| 2011-07-08 08:07
| アート
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