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構成台本:非戦を選ぶ演劇人の会。 演出:鵜山仁、演出補:永井愛・丸尾聡、美術:加藤ちか 見ごたえのある朗読劇だった。 この時期に「ピースリーディングの会」がこのテーマで朗読劇を作る。 そして、そこにたくさんの俳優や演劇関係者が集う。 みんなヴォランティアで集まっておりカンパで運営されている。 入場料は1500円! こんなに多くの方が一堂に会している舞台はそうそうない。 そして朗読劇だけに俳優のチカラを感じる。 有名な俳優さんも多数出演しておりその総数は43名に登った。 カンパや物販のお手伝いだけにいらした俳優さんなども多数。 市毛良枝さんが、カンパのお手伝いをされており、思わずカンパをしてしまう。 劇作家は6人の作家が各テーマ毎に校正台本を担当していた。 相馬杜宇、石原燃、篠原久美子、清水弥生、野中友博、丸尾聡。 いろんなメディアや書籍での発言を構成して ひとつの朗読劇に仕上げていった。 それは、ドキュメント記録とでもいうべきもの。 事実の重みがのしかかる。 実際に起きていることの壮絶さに絶句するしかない。 それを素晴らしい俳優陣が声で伝える。 声だけでこんなに説得力があるのだ!と感心した。 テーマは「フクシマ」「原発と地域振興」「安全神話」 「原発労働者」「ウラン鉱山」「劣化ウランとプルトニウム」 「核管理社会」「脱原発社会への提言」 というパートに分かれていた。 特に驚いたのが「原発労働者」というパートだった。 「原発労働者」は国内だけで年間50万人に上るらしい。 今年は福島の作業があるのでそれを入れると もっと多くの人がかかわっておられるのかも知れない。 そしてそこで労働している人々は 格差の底辺で生きざるをえない人々でもある。 戦争の構造とどこか似ている。 米国でも学費が払えない若者や低賃金労働者が 生活のために戦争に志願せざるをえないような状況が作られている。 「ルポ貧困大国アメリカ」堤未果(@岩波新書)などに その現状は詳しく書かれている。 原発を稼働しているとその点検作業が1年に一度行われ、 その際に原発労働者は高い放射線量の場所に入って 作業しなければならない。 そのための人が確実に必要とされる、と聞いた。 それは原発の数が増えれば増えるほど そこで働かざるをえない人も増えることになる。 たとえば、 内部作業の際、線量計をどこかに預けておき、作業をし、 終了したら預けていた線量計をもらって外に出る。というエピソードが紹介される。 これは明らかに変だ!そして、それが実体だとすれば、 それをいままで知らないで来たことは、 どこかでおおっぴらに出来ない理由があったからなのか? それとも自らの無知なのか? この朗読劇に出会わなければ、 ずーっと、知らないでいただろう多くの事実を知った。 また「劣化ウラン弾」の使用とその後遺症などに 悩まされている人々がいる実体ということも初めて知った。 「劣化ウラン弾」は原子力発電の ペレットの精製過程から出てくる材料を使用した爆弾である。 ウランの爆発力を利用しているので そのチカラが強く、対戦車砲などにこの爆弾が使われるそうである。 そして米国は実際にイラク戦争で使用した。 イラクに核施設がある!という前提で米国はイラクに戦争を仕掛け、 そこで「劣化ウラン弾」を使用する。 これって? この爆弾の使用でそこの地域の人は放射線にさらされる。 そして子供たちが白血病になったりして命を落としていく。 これを聞いて、これは小型の原爆と一緒じゃないか!と感じた。 核廃絶とか核兵器の削減と言う前に 実際に使っつとるやないか!という事実を知り愕然とした。 核兵器と原子力発電。 戦争と平和への利用の共存は本当に可能なのか? 自然の摂理に反することを人類は行っているのではないか? 10万年後の未来にまで影響する危険な廃棄物をわたしたちは 産み続けており、その処分地はどうするのか?まったく決まっておらず 放射性廃棄物は各原子力発電所に放置されている。 そういったさまざまな問題が先送りにされながらも わたしたちは生きていかなければならない。 そういった現実を厳しく突きつけられた舞台だった。 この上演が行われている時に NHKではこれからのエネルギー問題に関する討論会が生放送で行われていた。 そして、本日、民主党の党首選が行われる。
by haruharuyama
| 2011-08-29 09:05
| 舞台
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