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MITAKA Next Selection12th参加作品。 三鷹セレクションも今年で12回目になる。 今年で総数39劇団が紹介されることになる。 水素74%。作・演出は青年団の田川啓介。 パンフレットにこう書かれていた。 性格に過剰や欠損を抱えた登場人物、ねじれた関係性、 虚構と現実が混ざり合い区別できなくなるような物語世界が特徴。と。 この日は台風の影響なのか? 降ったりやんだり風が強くなったりしてとても変わりやすい天気だった。 劇場に到着する前にザザ降りとなって、 傘を持っていない人はびしょぬれになっていた。 劇場に入ると城山羊の会の作・演出の山内ケンジさんがいらしていた。 久しぶりに劇場で会う。 劇場の中に入ると通常の客席は完全に取り除かれ、 舞台の上に客席がしつらえられている。 演じる場所は12畳の和室。 その和室を左右から客席が挟むような形になっている。 三鷹の星のホールの構造を完全にスケルトン状態にして 一から組み上げたような舞台と客席構造になっていた。 これって、まるでこまばアゴラ劇場と同じじゃないか?と思った。 大きな壁で仕切られて丁度それくらいのスペースとなっていた。 客席も80席ほどしかなく、 後で椅子を追加で入れていたがそれでも 90席くらいだったのではないだろうか? 台風で海岸沿いの集落が壊滅し、さらにまだ台風が来ている。 そんな街のある家の物語。 古屋隆太と川隅奈保子の夫婦が住む家。 そこの12畳の居間が舞台の中心になる。 そこにいきなり川隅の小学校の同級生だったという女がやってくる。 森岡望演じる女は、川隅に一方的に自分の事情を話して 5万円貸してくれと頼み込む。 川隅は頭に包帯を巻いている。 夫の古屋は、以前むちゃくちゃな悪ガキだったという噂が街に流れている。 川隅はその噂を「都市伝説ですから」と受け流す。 いつ切れてどうなるのかわからない「狂気」を内に秘めた男。 ときどき、その狂気の片鱗が見える場面がある。 古屋はその微妙な役をギリギリのバランスで演じる。 それが逆に怖さを倍増させる。 本当のことは舞台上では語られない、だから余計に恐ろしい。 この家は大家さんの離れだということが舞台の途中でわかる。 大家さんが川隅を心配してやってくる。 さらには随分前にこの家を出て行った妹(富田真喜)が 台風で家を失い戻ってくる。 さらには…。 菅原直樹が…。 最初、安部工房の「友達」みたいだな、と思って見ており、 そして山内ケンジのアゴラでの舞台「メガネ夫妻のイスタンブールの旅行記」を思い出す。 しかし、この舞台、怖いだけの舞台ではない。 「おかしい」舞台なのだ。 奇妙な設定と、突然やってくる唐突な台詞に思わず笑ってしまう。 全体にヘンなのだ。 ほんとに、今回だけはどこで舞台が終わるのか、予測できなかった。 それくらい新しく奇妙な舞台であるということか? 終演後、山内さんが興奮した口調で、「台詞がいい!」 とにかく「台詞が入ってくる。」と語っておられたのが印象的だった。 その山内さんも、この12月に、この三鷹で公演がある。
by haruharuyama
| 2011-09-05 09:46
| 舞台
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