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志村けんは僕たちのヒーローだった。 男子にとって、子供の頃のヒーローは、スポーツ選手かお笑い芸人。 運動が苦手だった僕は、必然的にお笑いの方向へ向かうことになる。 その中でも、ドリフターズに新しいメンバーとして入った志村けんは、 圧倒的に新しい笑いを生み出していった。 その新鮮さと笑いの面白さに僕たちは惹き込まれることとなった。 彼がドリフの正式メンバーになったのが1974年。 僕が小学校6年生の時である。 中学の修学旅行の時には、夕食のホテルの宴会場で、 「東村山音頭」を歌い、踊った。 それくらい、僕にとって、彼はヒーローであったし、今もそれは変わらない。 その彼が、初めて、「お笑い一座」を旗揚げして、 生で、劇場で公演してくれる。こんな嬉しい話は、ない! 池袋ウエストゲートパークに隣接して劇場はある。 舞台は3部構成となっている。 「バカ殿様」「コントライブ」「一姫二太郎三かぼちゃ」(松竹新喜劇より)。 見ていて思ったのだが、 志村けんはドリフの「8時だよ全員集合」で行われていた、 お客さんを前にしてのライブをやりたかったんだろうなあ? と改めて思った。 ライブなだけに数百人の観客の反応はストレートに帰ってくる。 その「快感と恐怖」に挑戦しようとしたことに脱帽である。 50歳を半ばにして、新しいことを始めようとする人間はやはり凄い。 2部と3部の間で、志村けんが三味線を弾く。 1年少し前から始めたらしい。 バチ捌きは揺るぎなく格好いい。 志村けんはそれだけでは終わらせない。 笑いに対する、求道者とでもいったらいいのだろうか? 人を大笑いさせることに生命を削る人を目にすることによって、 ある種、崇高な気持ちにさえなる。 さらにキャストとブレーンが豪華である。 豪華な舞台を見せられると、 小劇場の存在意義の根本が問われるような気がする。 そして危機感をすら感じる。 これは、何かと似ている。 思い当たったのが、「歌舞伎公演」。 そうか、歌舞伎のような華やかさが舞台のそこかしこから溢れ出している。 舞台照明も歌舞伎のように華やかに照らし出している。 そして出演者たちが普段テレビで見る人ばかり。 そこに芸達者な演劇人たちが強力にサポートする。 役者たちの見事なコラボで、 観客は舞台へグウウウウウウッと引き寄せられることになる。 長く、テレビの最前線で活躍している人たちはやはり役者として素晴らしい。 彼らの魅力というものが生の舞台からダイレクトに感じられた。 そして、そのチカラは小劇場にはない。 小劇場の看板役者が十数人集まったような公演 とでも言うと多少は近いのだろうか? そんなことを考えさせてくれる舞台だった。 松竹新喜劇「一姫二太郎三かぼちゃ」では、 志村けんの演技が、しぐさが、藤山寛美とかぶって仕方がなかった。 志村けんは自分のお笑いの総整理を、始めたのだろうか? 彼自身、その整理は何年もかかるだろうことを感じつつ。 僕たちは、それに付き合って行くことで、一緒に舞台が出来上がっていくと信じて、 これからも、「志村けん一座」に通い続けたいと思う。 ![]()
by haruharuyama
| 2006-04-09 09:48
| 舞台
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