第三舞台最終公演と銘打ったこの公演。
往年の第三舞台の俳優がこの劇団のホームグラウンドでもある
この紀伊国屋ホールに集まった。
往年の第三舞台ファンがたくさん駆けつけ、
多くの観客で毎回満員御礼だそう。
劇場に入ったら関係者やファンから送られてきた花がこれでもか!
というぐらい置かれており、紀伊国屋のロビーの半分以上が
たくさんの花束で埋まっていた。
それを見るだけで
そのたくさんの気持ちに対して感慨が起こる。
ああ、こんなに愛されていた劇団が解散するのか?と。
もちろん、この10年間
第三舞台自体が公演を封印していたという希少性もあったのかもしれない。
2001年の『ファントムペイン』の公演から10年が経ち
けじめをつけるためにも行われた。
俳優たちはいまや有名人としてテレビやCMなどにも出ている。
現在、鴻上さんは、若い俳優たちと「虚構の劇団」を立ち上げ
そこで新たな実験を行いながら精力的に活動している。
そして、今回改めて第三舞台を見て感じたのは、
この劇団は「青春を描く」のだ!
ということを強く感じた。
なんだかわけのわからないエネルギーが出続け
それをどこにぶつけていいのかもわからないまま放出し続ける。
その放出し続けることによって人とぶつかりあったり
分かりあえなくなったりする。そうして生きて行く。
とてもさわやかな気持ちになる。
そして30年目の第三舞台は相変わらずこれをやり続けている。
当時20歳前だった俳優たちも50歳を目の前にしている。
しかし、鴻上の描くことは変わらない。
俳優はそれを演じているときに大学生に戻っているんじゃないか?とすら思う。
第三舞台は早稲田大学の学生が主体となって設立されたので
早稲田の男子と早稲田女子。いまはやりの早稲女が演じている。
長野里見、山下裕子、筒井真理子みんな早稲女だった。
そこに筧利夫や小須田康人、大高洋夫が絡む。
本作ではその第三舞台の仲間に加えて若手の俳優高橋一生が参加した。
ストーリーは破天荒である。未来の地球ではない別の惑星での話。
いつもの俳優たちのダンスを見ると嬉しくなる。
第三舞台の群舞はいつもPOPで楽しいものだった。
それは今も健在。そして長野里見の被り物もとても良かった。
カーテンコールではファンの熱い拍手が何度も何度も途切れることなく続いた。
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