3・11の震災の後の世界を、不条理演劇で描いた傑作が誕生した。
作・演出の山内ケンジは最近は年に2回のペースで
コンスタントに演劇作品を世に出している。
しかも、再演をせずに常に新作に挑戦しつづけている。
毎回、趣向が違う男女関係を描くのが興味深い。
今回も3組の夫婦と1組の同棲カップルが登場する。
あまり書くとネタバレになるのでアレだが、
三鷹市芸術劇場のプロデューサーでもある、
森元さんがこの舞台で重要な役割を果たす。
こう書いている時点で、こ、これは不条理だ!
と思う人もいるだろう。そうなのです。
それくらい不要理でバカバカしくも恐ろしい舞台なのです。
わかりやすいセリフ回しと、俳優たちのこなれた演技が
この舞台をさらに見やすいものにしている。
俳優は山内ケンジのいつものキャストである。
石橋けい、岡部たかし、岩谷健司、永井若葉などなど。
東加奈子が色っぽい役を熱演している。
舞台は福島の近くを想起させられる場所である。
この地域で殺人事件が起きる。
殺された遺族と加害者、そして加害者や遺族の親戚、
知人たちがこのちいさな街で繰り広げるドタバタ劇とも言える。
この街の立ち入り禁止区域では、除染作業をしているのだろうか?
アルバイトが大量に雇われている。
いまどきの同棲カップルはそこでアルバイトをし、
彼らを雇っている会社の人事部長(岡部たかし)は、
作業後彼らに薬を飲むように指導する。
その詳細は語られないが、見ている人は当然のように
放射能に関連する作業と結びつけて見てしまう。
同時並行して不倫関係が描かれる。
その中心となる男は世界堂と呼ばれている。
もちろん新宿にある美術の画材を売る「世界堂」のことである。
この男が何人もの奥さんと関係を持ってしまったことによるドタバタ劇である。
一見すると悲劇のように聞こえるが、これが喜劇に転化する。
そのとぼけた妙味が上手い。
最盛期のウッディアレンのドタバタの映画をおもいだす。
洒落たお色気コメディに現在的な要素が含まれその毒気がズーンと突き刺さってくる。
そんな舞台。
これ以上書くと本当にネタバレになるので、是非、劇場に足を運んでいただきたい。
濃密で楽しい2時間を堪能出来ます。11日まで。
社長役の岩谷健司が…。
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