作・演出岩井秀人。「ある女」役はダブルキャストである。
主人公のタカコを岩井自身が演じるものと、管原永二が演じるもの。
管原永二が演じたバージョンを見た。
客席は通路にも補助椅子が出て、日曜日の夜公演にも
かかわらずいっぱいだった。
それだけ、ハイバイの人気が出ているということだろう。
これはタカコという女の恋愛遍歴の物語である。
男性である管原がカツラをつけメイクをして女性を演じる。
以前、青山円形劇場で
ユースケサンタマリアが女性役を演じた岩井作品があった。
岩井自身も女性の役をやることがある。
ハイバイらしいと言えばらしい。
タカコの18歳から30過ぎ?くらいまでが語られる。
映像が効果的に使われる。
タカコと関係した男性たちとの出会いのエピソードや
サイケなアニメーションなどがアゴラの壁一面に投影される。
その映像がとても良く出来ている。
編集のテンポも良い。
映像の中のタカコのモノローグがいい。
映像制作はムーチョ村松+富所浩一。
タカコと不倫関係にある森(小河原康二)、
若いころつきあっていた平田(坂口辰平)、
性感帯を開発するというようなセックスの
セミナー講師をしている小林(平原テツ)との出会い、
などが交錯して描かれる。
タカコは森に言う「奥さんと別れるか、私と別れるか、
どっちかにしてください。」
大人の男である森は曖昧な状態のままそれを進めていく。
女の孤独感が物語を通じて様々な角度からあぶりだされていく。
女が進んでいけば進むほどその状況は悪くなっていく。
タカコは小林のセミナーに入り浸るようになる。
そのきっかけは前の彼だった平田に対して
単純に見栄を張り意地悪をしたかっただけの理由のような。
そんな、女のストーリーが続いていく。
タカコは自分が落ち込むと定食屋に行って等々力(猪俣俊明)に会う。
等々力はタカコの全てを受け入れる。
箱根の旅館に等々力とその娘(上田遥)が行ったときに
タカコにも声をかけ一緒に温泉旅館に行く。
そのときに娘がタカコに言った言葉が痛い!
タカコの心の奥を突き刺すような言葉である。
この深く重いものをきちんと前面に押し出しながらも
丁寧な作りでエンターテイメントにしていくという
大変な作業を岩井は実現させた。
決して、ハッピーだけじゃないこの舞台は
見た人の中にドーンと残り続けるんじゃないだろうか?
2月1日まで。その後名古屋、福岡と公演は続くらしい。
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