1年ぶりのPKシアター公演が1年前と同じ日暮里のd-倉庫で上演された。
初日、初回公演。客席は満席。
雨の中多くの観客が集まった。
作・清水智枝子。
清水は弱冠23歳ながら毎年PKシアターに戯曲を書き続けている。
どんどん上手くなっているのに驚く。
持続するというのはそういうことだ。
これからもいろんな世界で脚本などを書いて行くのだろう。
演出は伊藤秀隆。
伊藤の演出も毎年うまくなっている。
そして大音量の音楽と激しい動きと台詞とダンスと歌が
目一杯詰まっている作風がいつの間にか確立してきたようだ。
今回もそうしたテイスト満開の熱く激しい舞台となった。
「解体新書」とは「ターヘルアナトミア」とも呼ばれ
「腑分け」を詳細に記した書物である。
杉田玄白と前野良沢の二人が江戸時代に蘭学の文献を見ながら
実際の人間を「腑分け」して確認し、完成させていったと記憶している。
そうした医学生の物語。時代設定は明治時代だろうか?
医学学校を卒業する直前に医学生たちは
14歳の身元不明の少女(尾道絵菜)の死体を解剖することになる。
その後、医学生たちはそれぞれの医療現場に散って行く。
主人公の蓮太郎(長谷川綾祐)は地元の大きな診療所の
院長の娘(大勝かおり)の所に婿養子に入る。
院長は養女を預かっており、その養女が何と彼が卒業する時に
解剖をした少女と瓜二つ。ここからいろいろな展開が始まる。
作家の清水はインモラル(不道徳)ということを描きたかったのか?
不道徳の世界を初めて世に描き出し大衆に拡げたのは
江戸川乱歩。横溝正史がそれを変形し継承した。
そういった世界観がこの舞台に拡がっている。
若い世代の演劇なのにもかかわらず、アングラ演劇を思い出す。
寺山修司や唐十郎など。
そして、セリフ回しなどに関してはつかこうへいの舞台の感じもする。
長谷川は病院に勤めながら遊郭街を頻繁に訪れて、
病気の遊女たちに無償で治療を施していた。
長谷川の助手を務めていた麻生(楠原唯)に
千歳(杉田愛)の治療を任せるところがいい。
その聖人のような長谷川が養女の少女と出会う。
その少女はある秘密を抱えていた。
人間は聖なるものと邪悪なるものをいつも併せ持っている。
そのどちらが発露されるのかは、そのときの状況による。
エンディングシーンでそれが見えてくるのがとても良かった。
これ以上は大きなネタバレになるので、劇場で確認されたし。
5月6日まで。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-17477491"
hx-vals='{"url":"https:\/\/haruharuy.exblog.jp\/17477491\/","__csrf_value":"59337f1fbe492e312907d69d24252493ab370c8186b3afb12fff000bed2645f8c0827478785dfd8c5e4df285e88fd612da1ac441558a529909f0fcef797d4960"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">