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そういえば「ジャイアントロボ」という テレビ番組があったなあと思い出す。 ジャイアントロボの風貌は明らかに スフィンクスからその形状が取られている。 子どもの頃はそんなことはどうでもいいと思って見ていたが、 その頃に見ていた大人は一体どのように思っていたのだろうか? と今になって気になっている。 調べてみたら動力は原子力と書かれてあった。 鉄腕アトムといいジャイアントロボといい、 あの時代(1960年代)、原子力は夢のエネルギーと言われていた。 この舞台、5月2日の朝日新聞(夕刊)に紹介されたらしい。 高野しのぶさんがツイッターでつぶやいているのを発見。 5月3日の朝にチケットの件で電話したら、すでに前売りは完売、 当日券のキャンセル待ちに並んでくださいとのことだった。 新聞記事の効果だろうか? (ちなみに、千葉版の朝日新聞にはこの記事は出ていなかった。) 6時少し前にスズナリに行って並ぶ。 雨の中並んでいると幟(のぼり)を立てるために 劇団の方が降りて来た。キャンセル番号1番を頂く。 5分前にまた来てくださいと言われ、 下北沢駅前のマクドナルドで時間をつぶす。 連休なので、ここのマクドナルドも空いていた。 90分弱の舞台は、とても刺激的なものだった。 渡辺源四郎商店は、青森で活動している演劇集団である。 年に1回か2回東京で公演をしている。 「なべげん」主宰の畑澤聖悟さんは高校の先生をしており、 高校の演劇部の顧問でもあるらしい。 高校演劇でも全国大会に出場されたりしており、 とても熱心に活動をされている。 青森には青森市を拠点とした「なべげん」と 弘前(浪岡町)を拠点とした「弘前劇場」などがあり、 どちらもレベルの高い演劇作品を毎回提供してくれている。 今回は青森ならではの問題作。 お話は荒唐無稽だが、伝わってくることは卑近な話で身につまされる。 原子力発電で出る高レベル放射性廃棄物をどのように処理していくのか? という問題が語られる。 青森の六ヶ所村には現在、核燃料の再処理工場がある。 以下、ウィキペディアから引用する。 六ヶ所再処理工場 (ろっかしょさいしょりこうじょう) は、 日本原燃が所有する核燃料の再処理工場。 1993年から約2兆1900億円の費用をかけて、 青森県上北郡六ヶ所村弥栄平地区に建設が進められている。 そして、この再処理工場の敷地に 再処理を待っている使用済み核燃料が保管されているらしい。 この使用済み燃料の最終処分の方法として、 ガラス固化体にその使用済み燃料を閉じ込めて、 地下300メートル以下の地中に埋めるという 地層処分が現時点では一番適切な処分方法ではないか?と言われている。 しかし、地層処分をしてもその後10万年が経過するまでは 生物にとって、安全なものにならない。 「100000年後の安全」という映画があったが、 それはまさにこのことを描いたドキュメンタリー。 フィンランドでは地層処分をする場所が決まっており、 その場所に10万年人類が立ち入りしないようにするための方策がとられる。 10万年後の人類にそれをどのように知らせるのか? ということが議論になるらしい。 10万年とはそういう時間である。 10万年前、わたしたち人類は何をしていたか? ホモサピエンスがアフリカのジャングルからサバンナへ向けて歩きだした。 それくらい前のことである。 10万年経ったら、人類は消滅しているかも知れない。 それくらいの時間なのだ。 人類は自分たちの時間の尺度で測れないエネルギーを 利用してしまったのかも知れない。 現在も世界中で、最終処理をどうするか? ということをを決めずに、原子力で発電した使用済み核燃料が どんどんと増えている。 この現状をみんなどのように考えるのだろうか? いままでは、そんなことは知らない、 それは誰かがやればいいと考えていたことだったのかもしれない。 が、いまやみんなで考え、 何らかの解決策を取らなければならない時になった。 この演劇ではその解決策を極端な形で呈示する。 あまりの荒唐無稽さに笑いながらも、 この問題は人ごとではないことを知ることになる。 舞台では、時間がどんどんと飛んでいく。 10万年という時間が相手だから仕方がない。 二人のロボットが可愛い。 子どもたちを連れた女性が再婚のためのあいさつに来るシーンが素晴らしい。 ああ、こうしたことがわたしたちのとって一番たいせつなことであるな、 ということを教えてくれる。 5月6日まで。
by haruharuyama
| 2012-05-04 11:00
| 舞台
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