チェーホフの「桜の園」を三谷幸喜が演出する。
演劇界では、これは新たな試みであり、
三谷さんはどのような舞台にするのだろう?
と興味津々。
横浜「元町中華街」と「日本大通り」の間にある
神奈川芸術劇場に向かった。
ここは、とても素敵な劇場である。
NHKの横浜放送局と併設されており、
文化芸術の最新の発信基地としての役割なども
果たしているんじゃないだろうか?
全てにわたってアートディレクションされているのがいい。
劇場の「ロゴ」から看板、チラシのデザインに至るまで。
またモニターを使ったデジタルサイネージも取り入れている。
1階のロビーから吹き抜けになった空間を
エスカレーターで5階まで上がっていく。
じゅうたんが敷かれた劇場はオーバル型で縦に高く、
3階席まである構造。パルコ劇場などより大きい。
シアターコクーンに一番印象が近いか?
ロビーには飲み物を出してくれる場所もあり
リッチな異空間である。
横浜公演は電話をしたら運よく席があるということでお願いした。
この劇場にはA席とB席というのがあり、パルコよりも
少し安い席を提供してくれている。
A席があったのでそちらをお願いする。6500円。
2時間15分の桜の園。
チェーホフの原作と世界観を踏襲しながら、
ある部分を拡大解釈(デフォルメ)して見せるようなことを
三谷さんはやっていた。
今回のキャストで新たな発見だったのが
アーニャ役を演じた、大和田美帆。
さわやかで魅力的な役をのびのびと演じていた。
そして養女のワーリャ神野三鈴は相変わらずいい。
その声の魅力とともに素敵な女優さんだ。
藤井隆と青木さやかは
お約束のようにいじられており、それが楽しい。
特に藤井の「ハゲ」のエピソードには笑った。
ラネーフスカヤ役の浅丘ルリ子が出てきて
台詞を喋り出すと舞台の空気が一変する。
浅丘の喋り方やその立ち姿も大きいが
一番特徴的なのは浅丘が台詞を喋るとき必ず音楽が流れるということ。
これはメロドラマじゃないか?と思わせるような演出。
その空気がガラっと変わる演出はとても面白かった。
桜の園は斜陽化している貴族階級の人々が
その邸宅と桜の園のある大きな庭と土地を維持できなくなり、
みんな家族がバラバラになってここを出ていき
新たに生きていこうという物語。
ここで三谷が一番のポイントにしたのは、
愛し合う二人がたくさん出来るといい!ということ。
市川しんぺーと神野三鈴、大和田美帆と藤井隆、
などなどのように登場人物たちが
仲良くなっていく。その関係をわかりやすくストレートに描く。
まるで1950年代のアメリカ映画のように。
そう、メロドラマはその当時の米国映画から始まった。
そうしてこの三谷版「桜の園」はロマンチックコメディとなった。
千秋楽の観劇だったので
3回目のカーテンコールでは、天井から大量の桜吹雪が落ちてくるという
演出が施された。
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