本書を、最初に書店で見たのは早稲田大学の近くの新刊書店だった。
ものすごい数の本書が平積みされており、
このようなタイトルの本がこんなにたくさん売れるのか?
と驚いた記憶がある。
昨年2011年のことである。
その時は、そのタイトルから武器商人の話か
なにかだと思っていたのだが、
これは若者、特に大学生に向けたサバイバル書、
いや人生の指南書だった。
ここでいう武器とは、ロールプレイングゲームなどで
旅の途中に獲得できる武器と同じような意味で使われている。
武器を獲得することで、自分の生き方が多様性を帯び
自由になると瀧本は説く。
瀧本が前書きでかいている。
「本書は、これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者が、
非情で残酷な日本社会を生き抜くための『ゲリラ戦』のすすめである。」
と。そのための武器を、瀧本は具体的な事例を挙げながら説いてゆく。
文章が読みやすい。
瀧本が最初に書いた著書「武器としての決断思考」と比べて
格段に読みやすくわかりやすくなっていた。
社会はいまコモディティ化(均質化)が進み、
ある条件を満たすとその能力の中では
出来るだけ安い方がいいという論理が社会に根付いている。
高度に発達した資本主義では必ずこのようなことが起きる。
わかりやすいのが生産労働力。
繊維や組み立て工場は出来るだけ工賃が安い国が
それを受注するという仕組みになっている。
以前は日本が担っていたことを、中国が担い、
そしてバングラディッシュやミャンマーが担うようになって来ている。
現在は単純労働ではない
いわゆるホワイトカラーと呼ばれる
頭脳労働と思われていた分野にもコモディティ化が拡がっている。
IT技術の習得、英語などが出来るだけでは
確実にコモディティ化が進み雇われる人間となってしまう。
そのことに瀧本は警鐘を鳴らす。
では、どんな生き方があるのか?
簡単に言うと、その人がいないと出来ないようなことがあるということ。
そういう人は価値があり必ず生き残っていく。
それは分類すると次の6つにそのタイプは分かれる。
1、トレーダー、
2、エキスパート、
3、マーケター、
4、イノベータ―、
5、リーダー、
6、インベスター=投資家。
この6つである。
ただし、近い将来、1と2は価値を失い、
コモディティ化していくだろうと瀧本は説く。
1は問屋さんなどがこれにあたる、
アマゾンや産地直送ということがさらに拡がると
価値がなくなっていくのは自明。
現在は、リスクを取る挑戦をしつづけ
現状に合わせて変化し続けることが必要だと瀧本は説く。
そして本書は極めて現実的で実践的である。
クールに現状を分析している。
資本主義社会では、究極的にすべての人間は、
投資家になるか、投資家に雇われるか。
そして、投資家になるためには
現実をクールに見るチカラが問われてくる。
リテラシー力とでもいうもの。
そのチカラをどうやって身につけるのか?
瀧本はリベラルアーツ(教養)を学ぶことだ!と説く。
教養を学ぶことによって本来の意味の自由になっていくのだと。
全ての大学生や若者に読んで欲しい。
そして本書について議論して欲しい。
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