コンドルズ日本縦断大開放ツアー2012と称した今年のツアーが始まった。
コンドルズは、NHK朝の連続ドラマ「てっぱん」のオープニング映像の
振り付けやNHK「からだであそぼ」や「サラリーマンNEO」などで
もはや超有名である!
コンドルズのライブはいつも祝祭感に満ちている。
何だかわけもわからなく、元気で、ばかっぽくて、とにかく楽しい!
その世界を十数年かけて作っていったコンドルズのメンバーたちが凄い。
本公演でも近藤良平を初め15名の個性豊かな男たちが
グローブ座のステージ狭しと、踊りまくり、笑い、笑かし、パフォーマンスしまくる。
今回は台詞担当の小林顕作が映像のみの出演でちょっとさみしかった。
でも、小林がいないということで他の団員が小林顕作以上に頑張らないと!
という想いが強く出ていたような初日だった。
タイトルにもあるように、今回はたくさんの「ドア」が出てくる。
真っ白な「ドア」が10枚くらいはあっただろうか?
その「ドア」がシチュエーション毎に組み合わされ
様々なシーンとなっていく。
これを稽古場で練習しながらやっていたのか?
と思うと創作の困難さとともにバカバカしくも
懸命に稽古をしていた彼らに敬意を払いたい。
いくつものシチュエーションコントとも思えるような
パフォーマンスが繰り広げられる。
会場はコンドルズが本当に好きだという女性ファンで溢れ、
どっかんどっかんと受ける!
さらに、コンドルズの凄いのは映像と音楽が
舞台パフォーマンスと同じくらい充実しているということ。
オリジナルの音楽を作り舞台上でその楽曲が大音量で流れ
メンバーたちが踊る。
振り付け自体に目新しいものはないが、
その安定感はまた、今年の夏もコンドルズを見ることが出来た
という安心につながるのかもしれない。
言い方がアレだが、いい意味でのコミックダンサーズである。
それをここまで徹底的にやれば大成功。
NYタイムズで「モンティパイソン」と称されたのは彼らにとって栄光だ。
終演後、観客たちがニコニコしながら劇場を出ていく風景を見ると本当に嬉しくなる。
彼らは永遠のバカな高校生であり、この公演は
そのバカな高校生たちの文化祭なのだ!
8月26日まで東京、その後全国ツアーが9月23日まで!