東京芸術劇場が1年以上の改装期間を経て新しくなった。
池袋西口公園のそばにある駅から直結の劇場は見違えるようだった。
壁面が美しくなり、ボックスオフィスや飲食店なども含めてリニューアル。
新築よりもこうしたリノベーションで
工夫して新たに使用する方がよっぽど今っぽくていい。
エスカレーターも綺麗になった気がするのは気のせいか?

以前、中劇場と呼ばれたホールは「プレイハウス」という名称となり、
ロゴも一新された。
アートディレクションのチカラを感じる。
デザインされたものを見るとそれだけで楽しくなる。
デザインにはそうしたチカラがある。
多摩美術大学の教授も務める芸術監督の
野田秀樹の意向も含まれているのだろうか?
リニューアルのこけら落としとして芸術監督自らの
公演が2カ月近くのロングランで行われている。
この劇場はシアターコクーンとほぼ同程度の規模じゃないだろうか?
毎回、当日券が発売されるのも嬉しい。
今回、野田地図で新たな試みとして
音楽にあの!「椎名林檎」が起用されている。
唄うのは深津絵里。
深津絵里の歌がとてもうまく声がチャーミングなのに驚く!
深津絵里は演技を通じてたくさんの声が出る。
どれが本当の深津絵里の声なのか?
声も含めてたくさんの役を演じられるということか?
そういえば村上春樹の「1Q84」で「ふかえり」という
女の子のキャラクターが登場していたが、
読んでいて、深津絵里のことを思い出して、仕方がなかった。
深津絵里は、舞台でいうと
サイモン・マクバーニーの「春琴」、三谷幸喜の舞台、
そして野田秀樹。
映画を見ると、李相日の「悪人」、「踊る大捜査線」の「すみれさん」、
そして三谷幸喜の映画などなど、
凄い作品に軒並み名を連ねている。
個人的に好きな深津絵里が主演のTVドラマは「カバチタレ」。
本作はアンサンブルの俳優も含めると40名近くが
舞台を縦横無尽に走り回る。その走り回る姿がとても印象に残った。
深津絵里が走り、妻夫木聡が走る。
「エッグ」という戦前にオリンピックの競技になったかも
しれなかったスポーツが基本モチーフになっている。
その卵に関しては、後の戦前の大日本帝国の政策につながっていくのだが
詳細は舞台を見てください。
オリンピックイヤーとなった今年、
そしてまた新たな東京オリンピックを誘致しようとしている時に
それをテーマにした舞台。
野田秀樹は、それを単なるエンターテイメントだけにはしない。
スポーツ選手とその世代交代、そしてオリンピックそのものが
国威発揚に利用され政治的なものとなった時代を回顧する。
戦前、東京でオリンピックが行われる予定だった
1940年の史実などが出てくる。
実際の史実と野田秀樹の虚構が重なって呈示される。
ブラックファンタジーなのか?
そこに出てくる歌姫は、日本のリリー―マルレーンなのか?
権力者が大衆を操り扇動する。
それに扇動された大衆は、国家の最初の犠牲者になっていく。
舞台は現在から戦前の満洲国への政策へとシフトし、
その戦争政策を野田は冷静に描き出す。
これが寓話的な物語となり、野田の寓話は
反戦と国家という圧倒的な権力へ対しての批判として向けられる。
この野田のスタンスはいつも変わらない。
豪華なスタッフとキャスト、そして素敵な音楽の中に秘められた
強い思いがヒリヒリと伝わって来る複雑怪奇な舞台となった。
1階のホールで、何と、この舞台のPVが流されていた。
映像作家の辻川幸一郎の手になるもの。
制作はギーク・ピクチャーズ。
そしてアートディレクションは森本千絵!
宣伝スタッフも超豪華!
宣伝写真は何と!操上和美。
参りました!
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