初、マームとジプシー。
大人気の劇団となったこの集団。
藤田貴大が作・演出。
まだ20代後半の若き劇作家である。
まったくチケットが取れず、先日のSPAC?で行われた公演は
15分で売り切れたという。
今回は、そのようなことも聴いていたので
チケット発売日に予約をした!
本公演は三鷹市芸術文化センターが主宰する
「MITAKA NEXT SELECTION」というものの一環。
今年で13回目となる。(2001年~)
毎回、3つから5つの
これから注目されそうな劇団を呼んでいる。
もう40劇団以上がここで公演している。
凄いのはまったく同じ劇団は呼んでいないということ。
これからも新たな劇団を呼び続けるために
三鷹のプロデューサーである森元さんや森川さんは、
新しい劇団の舞台を見続けなければ出来ない。
劇場に入ると広い空間が拡がる。
真ん中にかなり大きなスペースがあり、
その周囲を取り囲む形で客席が配置されている。
木の素材をそのまま使った床が美しい。(シナベニヤの化粧合板)
90センチ角の市松模様のようになったフローリングみたいな?
そして、その奥には2尺ほど高くなった居間のようなものがある。
6畳くらいだろうか?
細い柱とその上に屋根のカタチのこれまた細い骨格が材木で組み合わされており、
これは家だなということがわかる。
マームとジプシーの公演を見て、
これは演劇以外では出来ないな!と思った。
そこに居て時間を共有することでしか得られない
情感みたいなものが伝わってくる。
同じシーンの同じ台詞が繰り返される。
それがリズムとシンクロし喋る言葉がとても心地よく聞こえてくる。
俳優たちは同じ言葉を同じシーンで喋りながら
同じような動きをしてその場面を演じる。
この繰り返しがこのマームとジプシーの
最大の特徴と言ってしまっていいのだろう。
チラシにも書かれてていた。
引用する
「象徴するシーンのリフレインを別の角度から見せる
映画的手法が特徴。ほぼ素舞台で行うパフォーマンスは
視覚の大部分を観客のイメージに任せ、
モノローグと対話とがシームレスに混在している(後略)」
今回の大きなストーリーは
三人兄弟がかつて住んでいた100年も経った旧い家が、
新たな道路になる場所となっており、
その区画整理で取り壊されることになった。
その家と兄弟の話である。
8月20日の午前8時からこの舞台は始まる。
それが、この100年経った家を解体し始める時間である。
姉は別の場所で、夫と子供たちをプールに送り出す。
弟は近くに住んでいるので
朝から缶ビールを飲んで解体の現場を見ている。
次女は東京?でシェアハウスに住んでおり、
日々の生活に追われている。
それぞれの台詞から家族と家にまつわる思い出が見えてくる。
断片的なその言葉とシーンを
観客は、つなげることによってこの家族の大きな物語が見え、
なぜだか「ぐぐぐぐっと泣けてくる」。
それらは、とてもリリカルなシーンとなり胸に深く刻み込まれる。
音楽の選曲とダンスとでも言うのか
俳優の動きが独特で、そのシーンが繰り返されることによって
観客はいろいろなことを想像することになる。
一番下の次女が、子どもの頃、旧い自宅に友達を呼んだ記憶のシーンがある。
次女は旧い家でとても恥ずかしがっている。
姉と兄はニコニコとその友人を迎える。
また、この家族は母親がいない。
この家では、父親とこの三人兄弟とお祖母ちゃんが住んでいたことがわかる。
その事実を知りながら、印象的な他のシーンなどを見ていると
ふいに、私たちのココロの奥の中にグググっと入ってくる。
そんな舞台だった。
柴幸男などと並ぶ若手の才能を見ることが出来た!

チラシと当日座席に置かれていたグリーティングの封筒。
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