本書を読もうと思ったのは、「
中山幸雄デジタルノート」というブログ。
中山さんはこのブログの中で自分の読まれた本をたくさん紹介している。
いつも新たな発見がある。
今回も、へえ!こんな本があるんだ!と思って注文した。
中山さんはこうした本の紹介以外に、
海外の広告賞やアートフェスなどのレポート、
そして居酒屋のレポートなどを精力的にかかれており、
簡潔な文体を楽しみながら、愛読させていただいている。
加藤陽子はテレビなどにも出ているので
知っている方も多いと思うが、
東大の大学院人文社会学研究所の教授である。
ふっくらとした顔立ちのやさしそうな方という印象。
1960年生まれということは52歳?
彼女が神奈川県にある超進学校の「栄光学園」の
歴史好きの生徒たちにした5日間の講義録を文章にしたものである。
明治維新後日本はいくつかの対外戦争を経験している。
なぜ、その戦争が起きたのか、何故、日本人は戦争を選択したのか?
ということが詳細に語られ分析的に話されている。
その戦争というのは
「日清戦争」
「日露戦争」
「第1次世界大戦」
「満州事変と日中戦争」そして
「太平洋戦争」
1894年から1945年の約50年の間に、
このような大きな戦争が5回も起こっている。
明治維新の頃に生まれた人は
本当に戦争とともに生きていたようなものだろう。
開国し富国強兵をするというのはそういうことだったのか、
鎖国していた頃と大きく違うのは海運を初めとして
海外とつながっていったこと。
戦争とは外交手段でもあるのだなということが
本書を読んで強く伝わってきた。
本書の冒頭で加藤陽子が「歴史」という学問についての
本質について語っているところに興味を持った。
「歴史」とは単なる暗記モノという印象が
学生(特に高校生)にはあるのかも知れないが、
人類がこれまで行ってきたことを相対的に見ること
相関的に見ることで見えてくるものがある。
その面白さを今回の講義を通じて知ってくださいとのことだった。
高校生に向けての講義録ということで、読みやすいのかな?
と思って読み始めたら、あにはからんや!
具体的な事象を史実に忠実に語られているので、
その言葉の理解に四苦八苦した。
僕が編集者なら図表などを入れて
もっとわかりやすくするのに!
と思いながら読んでいた。
栄光学園の生徒たちと対話型で授業が進んでいくのだが、
それをそのまま採録しているのだろうか?
喋り言葉を書き起こして、
その文章を加藤先生が史実に忠実に詳細に書き加えて
いるのではないか?
ここで書かれていることは面白いのだが、
構成の仕方と書き言葉と喋り言葉についてなどの文章のことについて、
様々なことを考えてしまった!
また、戦争をするのを辞めよう!と言った人が
何人か確実に居たということもわかった。
昭和天皇が開戦をなんとか撤回できないか?
と苦悩したという事実も語られている。
軍部の一部が国家予算を溜めに溜め、
開戦に突き進んでいったのは何故なのか?
そして1942-3年に早期の終戦を迎える選択肢がなかったのか?
と考えた。
ドイツと日本の戦争時のカロリー摂取量の比較などの事実を聴いて、
あの頃の日本人は人をヒトと思っていなかったんじゃないか?
それは自国の国民も含めて!と思って強い憤りを感じた。
もし、機会があれば本書を再構成して文章を改め
すべての高校生たちに読みやすいものを作ってみたい!
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