これは、人間の品性というものを問うた映画だな。
と思った。本当の「品性」というのはどこにあるのか?
高い品性を保ち続けるということが、
人間が成長することであるのかも知れないな。と思った。
この老夫婦は現実を全部受け入れながら、
東京で家族や友人たちと会う。
本映画は言わずと知れた小津安二郎の名作
「東京物語」にささげる映画である。
大きな筋立ては変わらない。
そして山田洋次監督は意識的に脚本を「東京物語」当時の
話し言葉を使っているようにも見えた。
現代の話なのでその言葉に違和感を持つかも知れないが、
それが山田洋次の考える「品性」のひとつじゃないかな?とも思った。
なくなりつつある風景や人情そして言葉。
そうしたものを愛おしく想い、
いつまでもそれに向き合っていこうとする山田洋次監督の決意を感じる。
そして1950年代に小津安二郎監督も同じことを想い、
そういう気持ちで「東京物語」を作ったんだな!ということが思い出される。
笠智衆と東山千栄子が
「東京家族」では、橋爪功と吉行和子に変わる。
この老夫婦を見つめるまなざしがいい。
山田洋次監督が自らの人生とダブらせるようにして彼らを見つめている。
突然の「死」がいつきてもおかしくないと思う年齢。
自分もその年齢に差し掛かっていると最近良く思うようになった。
明日は会えないかもしれないと思って人に向き合うことこそが
本当の「品性」につながるのではないだろうか?
次男役の妻夫木聡とその彼女、蒼井優のカップルがいい。
他の兄弟(西村雅彦・中島朋子)との対比構造が描かれ、
自分はどの兄弟みたいなのか?てなことも考える。
日本に暮らすわたしたちなら思い当たることがたくさんある
シーンや風景がたくさん詰まっている。
山田洋次の,311以降の日本を見つめた
新たな映画として
本作はとても素敵な佳品となった。
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