青山円劇カウンシル#6-breath-と題された公演。
青山円形劇場のある
この「こどもの城」が取り壊されるということを聴き、
存続の署名活動が行われているが、
いま、実際どのような状況になっているのだろう?
青山というアクセスのとてもいい場所。
1980年代の小劇場ブームの立役者だった劇場の一つである。
そんな劇場が小劇場の若きヒーロー?
前田司郎をフィーチャーし、プロデュース公演を行った。
四人姉妹が登場する本作は、前田司郎の初期の傑作である。
初演は確か「こまばアゴラ劇場」だったと思う。
四人姉妹が幼かった頃から大人になった頃までが描かれる。
今回は、タレントと言われる俳優たちと、小劇場で活躍している俳優たちが
一緒の舞台で共演している。
長女は菊池亜希子、次女、伊藤歩、
三女、満島ひかり、四女、福田麻由子。
満島ひかりは今、とても活躍している女優。
その満島ひかりが円形劇場という小さな劇場で、静かで難しい役を演じる。
子どもの頃に遊んでいた時代と、等身大の年齢の時代が交互に描かれる。
妹の福田麻由子がお人形さんごっこをしようと
三女の満島のところにやってくる。
そのときの何気ない会話が、こどもの頃を想起させる。
誰もがみんなこどもだったという表現があるが、
まさにその言葉が身に沁みるようなシーンが描かれる。
たわいもない会話から前田はドラマチックさを引き出す。
これって小津安二郎?みたいなことを想ってしまう。
八百屋の娘たち。父親(志賀廣太郎)と暮らしている。
母親は突然失踪したのか?駆け落ちしたのか?
台詞の端々から想像するしかない。
三女の満島は生まれつき身体が弱い。
その運命を受け容れないでいる満島の幼い頃の姿と、
等身大の20代後半になって、病院への入退院を繰り返す
満島の姿が同じシチュエーションで描かれる。
お父さんはある時期体調を崩し倒れてしまい
八百屋をたたむことになった。
現在、
お父さんと満島の二人だけの暮らしでは心配なので
長女(菊池亜希子)は結婚をせず家族と一緒に暮らしている。
次女の伊藤歩は東京に出て仕事をしており、四女の福田は
地元の大学に通っている。
ある家族が助け合いながらお互いささやかな愛情をもって生きている。
その優しさを前田は軽やかなタッチで描く。
でも、やっぱり小津安二郎みたいだ。
同じ病院に入院している患者、能島瑞穂とその夫、黒田大輔。
彼ら五反田団の常連俳優たちが、しみじみと脇を支える。
脇のレギュラー陣の芝居がこの舞台に深みを与えてくれる。
黒田はほとんど台詞を言わない、満島の病室に来てお別れの挨拶をする。
その時、声にならない声を出すということだけで、
それが物凄いリアリティを持って伝わって来て
忘れられないシーンとなる。
しみじみと「死」というものを全編を通じて感じさせてくれる。
そのことが逆説的によりよく生きようというメッセージにつながっていく。
満島の幼馴染役の大山雄史もいい。
当日券、若干枚数あるようです。26日まで。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-19572060"
hx-vals='{"url":"https:\/\/haruharuy.exblog.jp\/19572060\/","__csrf_value":"9f2cfe65ca94ac573e79b1911943dbbad6d6ee617d7098a344f896bcbde133cc35825f89237d8074cb0ba12ae92b1a4a149ab1ea7880545518ab159245ab62a5"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">