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休憩を挟んで第2部は 「7人のクリエイターが語る”映像こそ最強のコンテンツ”」 というもの。95分で7人の方々が喋るので各自の持ち時間は10分少々となる。 10分だと何も語れないんじゃないか?と以前は思っていたが TEDのプレゼンテーションの番組を見るようになって考えが変わった。 10分あれば聴衆を刺激し心の中に残るプレゼンテーションが できるんだなあとあの番組を見るたびに感心する。 そして、今回もそうだった。さすがの登壇者たちである。 広告会社のクリエイティブディレクターという仕事は そういう能力が仕事を通じて自然と身に付くのか? そういうことに秀でている人たちがクリエイティブディレクターになるのか? まずはじめに、河野俊哉さん(博報堂)が”映像”をインバウンドコンテンツとして語ると題して、 今年のカンヌのトレンドに関しての話。 カンヌの現代史をまず語る。 2008年リーマンショックが起きて 2009年のカンヌは出品も参加者も激減する。 そしてカンヌ事務局はクリエイター以外のターゲットを新たに模索する。 それはマーケッターでありブランドマネージャーでありデジタル関連の人々だったり。 マス広告だけからすべての広告コミュニケーションが カンヌで扱うジャンルとなる。 そしてついに2011年のカンヌからは「広告」(Advertising)の名前がなくなった。 そして試行錯誤を経て2012年は持続可能性(サステイナブル) そして2013年は多様性(ダイバーシティ)であると河野さんは語る。 その代表的な例として「dumb ways to die」のキャンペーンが存在した。 このキャンペーン動画は様々なメディアで露出され ラジオ媒体やそのほかのものにまで大きく拡がっていった。 そういう意味でも「映像こそ最強のコンテンツ」という言葉が 現実性を帯びてきている時代なのかもしれない。 ![]() 続いてマッキャンエリクソンの溝口俊哉さんが 「dumb ways to die」を作ったメルボルンにある マッキャンのCDジョン・メスカルさんのお話をレポートされた。 彼が大切にしているポイントはまっとうでシンプル。 外に出ていろんなものを見て、広告について学び続けることであると。 そこから何か新しいものを獲得し続けることだと。 そして広告の仕事はそれに加えてある種の「やんちゃさ」が必要だと ジョンさんは淡々と語る。 続いて4人のそうそうたるパネラーたちが登場する。 澤本嘉光さん(電通)、北風勝さん(博報堂)野添剛士さん(SIX) そして中村洋基さん(PARTY)それぞれがカンヌの映像作品の中で これぞというものを挙げて「映像は最強のコンテンツ」ということを 再確認するという試み。 澤本さんはCM(広告)にはストリーテリングのあるものが好きだとおっしゃって、 自らもそうしたCMをたくさん手がけられている。 澤本さんが選んだのは2012年のカンヌ作品ロンドンの新聞 「ガーディアン」誌のCM「3匹のこぶた」が検察に捉えられるという 事件をストリー仕立てで作ったもの。 このフィルムはクラフトも含めて本当に良くできている。 そしてこうしたCMを見ると大きな刺激と勇気を与えてくれるのだ。 そういう意味でもカンヌの秀作には人々を動かすチカラがある。 そして、やはり映像がなしえる到達スピードは速く強い。 北風さんは1999年のカンヌ「independent」 これも新聞のTVCM。「don't」で始まる様々なことが モノクロームの映像でつなげられている知性あふれるCM。 続いて野添さんは、ナイキの「wright the future」20億円の 制作費をかけて作ったと言われているこのフィルム、 いったいどれくらい多くの人が見たことだろう。 いいコンテンツはメディアを超えて拡がっていく。 そうしたことを実感させてくれる映像だった。 野添さんはあらゆるコンテンツは等価に扱われると語る。 ハリウッド映画もTVCMもドラマも・・・・・。 中村さんは、2006年のカンヌフィルムグランプリの 「guiness」進化の逆を逆再生で描いたもの。 中村さんはインタラクティブな仕事が多く。 インタラクティブなコンテンツはストーリーは描かない。 ストーリーを作るのはその参加者であると。 どう創るのかという設定までを行うので、 フィルム部門のきちんと完成させるまでの仕事との違いを語っていた。 最後に電通の古川裕也さんが、チタニウム&インテグレイテッドライオンの 審査員を経験された経験を語った。お題は「広告会社の仕事」 そこで古川さんがおっしゃった3つのことは、 1、ゴールを高く設定すること、 2、ブランディングは相対的価値から絶対的な価値にシフトする、 3、課題の前にアイデアを提示すること。 の重要性を説かれていた。1はいわずもがな。 2は、今年のDOVEの例や「dumb ways to die」の 地下鉄の例を挙げ、DOVEは「美しいということはどういうことか?」を 気づかせるための本質的な価値がそこにある。 地下鉄の例に関しては、安全運行というところから拡張して、 無駄死にしないぞ!というブランドの実現できる普遍的な価値を見い出して クリエイティブワークを行っている。 こうしたアイデアが課題を創造し、 その課題をストリーテリングにして表現するのに 映像メディアほど適したものはないのだ!と古川さんは言い切る。 カンヌの歴史の中でそこで行われていない 新たなことに日々挑戦しつづけることに価値を見い出すという意味でも カンヌの「志」や世界の広告クリエイターの「志」は イノベーションに満ち満ちていると言えるのではないだろうか? なーんてことを古川さんのお話を聴いて考えた。 古川さんのお言葉を借りると 「カンヌの歴史的コンテキストを上書きできるものが受賞する」 ということ。 ![]()
by haruharuyama
| 2013-10-08 08:16
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