鴻上尚史率いる「虚構の劇団」。
若い俳優ばかりを起用してコンスタントに活動を行っている。
今回で9回目となった。あうるスポットでの上演はこの劇団「初」では?
先日、鴻上さんの「演技と演出のレッスン」を読んだ。
そのあまりにも明快でわかりやすい演出と演技のことについてを知りそれから
時間が経っていなかったので、あれを鴻上さんはどのように実践されており、
それが舞台でどのように生かされているのか?
ということにも今回は、興味をもった。
特に発声や身体の動きについてのことを意識しながら。
若い俳優たちなので動きが良く、訓練のたまものか発声もいい。
冒頭やエンディングそして劇中で11人の出演者全員で踊るシーンなどがあるのだが、
よくもここまでという練習の成果がちゃんと見えている。
ちなみにカーテンコールが3回!
そして鴻上さんの舞台を見ていつも思うのは「青春!」という言葉。
鴻上さん自身、早稲田大学の学生のときの気持ちを
持ち続けて50代半ばになられたんじゃないかい?とすら思うのである。
(以下、ネタバレ含みます)
「エゴサーチ」とは自らの名前を「グーグル」などの検索エンジンで検索すること。
試しにいま、自分の名前で検索してみた。
そのトップに出て来たのは、1位が個人ツイッター、2位が個人ブログ、
3位がフェイスブックという結果だった。
ある作家志望の男(牧田哲也)が小説を書こうとしている。
その作家の卵を応援する女性編集者(八木菜々花)。
彼は沖縄に一人旅をした女の子(小野川晶)の物語を書こうとするのだが、
どうしてもうまくいかない。
小野川のそばに現れる沖縄のキジムナー(小沢道成)が
「真夏の夜の夢」の妖精のような役を果たす。
小野川は実は、死者の魂で幽霊であるということが途中でわかる。
沖縄の小島の話は作家志望の牧田の頭の中にあるものなのか?
牧田は毎日執筆をしようともがくのだがなかなか書けない。
夜はBARでアルバイトをしながらも毎日、朝から夕方にかけて
小説を書こうとは努力している。
そばにいて何とか書いてもらおうとする女性編集者。
女性編集者の友人でWEBのPRの仕事をしている友人がいる(森田ひかり)。
彼女は社長と二人でその会社をやっており、
にっちもさっちもいかない状況になっている。
そこに「骨なしチキン」というグループ名のストリートミュージシャン2人組が、
僕たちを売り出してくださいとこの会社に相談に来る。
そして、「骨なしチキン」のバズ広告などを中心としたプロジェクトが動き出す。
彼らのファンになった女の子(大杉さほり)。
彼女にはカメラマン志望の彼(伊坂達也)がいる。
作家と編集者の物語。
彼の描く世界の中の沖縄を訪ねた幽霊の女の子とキジムナーの物語。
ストリートミュージシャンたちとそれを売り出そうとするPR会社の人たちの物語。
この三つの物語が並行して描かれながら関係性を持ちつつ、
あああああ、そういうことだったのね!という彼らの過去の事実が見えてくる。
ちゃんと訓練された、若い俳優たちが元気に爽やかに演じている姿を見るだけで
気持ちがいい。「青春」ってこういうことなのね!と思わせてくれる。
小野川晶はさらに演技の幅が広がった。
エンディングあたりのシーンで「死者の魂」はその「死者」のことを記憶している人が
いる限りそこにある!という言葉がとても印象に残った。
そして、その死者を記憶している人がいなくなった時点で
死者の魂は消えていくのだ!と。
芸術家というのは凄いな!と思った。
彼らを作品を通じて記憶してそれがつながっていく。
芸術家の魂はそうして、永遠に引き継がていくのだろう。
20日まで。


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