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中津留章仁作・演出。 新作の舞台をこうして毎年何本も書けるという筆力に感心する。 そしてそのどれもが濃密で鋭く現在の事象に切り込んでいるのが中津留劇の特徴。 トラッシュマスターズの演劇はそうしてきわめて社会性を帯びたものになる。 表現の仕方は違うが山崎豊子の長編小説などを想起させるところがある。 それゆえ、観客は年配の男性の方も多く、 これは通常の演劇ファンの大多数を占めると言われる女性層とは違う。 その独自性をこうして持続できるところに中津留章仁の作風の魅力がある。 本作は、近未来の世界を描いている、 登場人物の名前も「アテナ―」とか「シュー」とか「ピオス」などというもので、 ギリシア劇か?みたいな設定になっている。 スマホやタブレットは透明なものになり、明らかに十数年後? の私たちを想起させる。 この国は少子化が進み労働者を隣国から受け入れている。 隣国は貧しく、お金を得るためにこの国で働いている。 というのも、この国と隣国が戦争状態にあるため。 隣国の内戦を収めようとこの国の軍隊が侵攻し指導者たちを追いやった。 しかし内戦後も混乱は続き、いまもこの国の軍隊は駐留している。 駐留軍は隣国のゲリラ部隊との戦闘を余儀なくされる状態が続き、 戦争は泥沼化する。 その関係が集結しないままずるずるとこの状態が続いている。 内戦だった隣国からは多くの難民が生まれ、その難民たちがこの国にやってくる。 彼らは生きていくためにとにかく働く。 金のために生きていくために。 その後難民が正式に移民として認められるようになり 移民法が新たに制定される。 そんな状態の国での、ある劇作家とその姉、妹とその夫婦、恋人たちが繰り広げる物語。 実際の私たちの現在と重なるだろうところがたくさんあり、とても興味深く見た。 前半のゆったりとした展開が後半になって加速していく。 そしてここで語られるテーマは中津留が本当に思って いつも、向き合っていることなんだろうなあ?と思った。 その純粋さに驚き、それを保ち続けることが出来るのが芸術家なんだろうなあ! 本作を見る前に、全席に置かれているブックレットの中津留さんの文章を読むといい。 そこにはこの舞台のバックボーンとなった国がその国民に対してどのような 評価軸をもって点数をつけているのかが書かれている。 本作の中ではそれはSCVと呼ばれている。 推測するにソーシャル・コントリービューション・ヴァリューでは? 社会貢献の価値、みたいなもの。 国家が勝手に決めた社会貢献指数があり、その上下によって 国への貢献度が図られるというもの。 そうした制度の中で近未来に生きるアテナー家の人たちが描かれる。 その中では介護の仕事などは点数が高く、劇作家のような仕事は 点数が低く設定されている。 ある繁栄を謳歌する国家と思われているのだが 実態は多くの心の病を抱えた状態に陥った人々が多く存在する。 劇作家であるアテナーはこれは社会の繁栄に 人間の心の繁栄(成長)が追い付けていないことから起きていることなんじゃないか?と語る。 そして隣国のゲリラと本国の政府との関係も 彼らが心の成長をすることによって対話が生まれ改善するのでは、という理想を掲げる。 この理想をてらいなく語れることこそ中津留章仁の トラッシュマスターズの大きな魅力である。 では、心の成長はどのようにすればいいのか? ということもここで語られる。 要するにガチで人と向き合って対話するということ。 向き合うためには自分も傷つくかもしれないという立場になって向き合う必要がある。 その傷が癒えることによって心の成長はある。 筋肉が筋トレによって傷つき、それが筋肉痛などを経て 修復されると筋肉が成長している。 まさにそういうことが心でも行われており、そのための方法の一つとして 演劇を始めとする芸術は大きな意味を持つ。 以前、平田オリザさんに教えてもらった? 身体の健康=病院、頭の健康=学校、そして心の健康=劇場。 という三つの公共の話を思い出した。 3月16日まで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2014-03-10 08:12
| 舞台
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