行徳総合病院は来年、湾岸の広い場所に移転するそうである。
この病院は僕が38歳だったかの時におなかが痛いなあと思って訪問すると、
いきなり虫垂炎です、これは手術同意書です、手術をするのでサインしてください。
と言われて数時間後に手術室の中に居たという思い出深い病院。
そのときは手術の翌々日に撮影が二つ重なっており
どちらにもご迷惑をおかけした記憶がある。
この日は呼吸器内科の先生がいらっしゃるということで、
呼吸器内科のT先生に診てもらう。
体温計を測っている途中に診察室に入ることになって、
検温途中で温度計が抜かれた。
先生は診察を急がれているようだった。
その時点では36.6℃。僕の平熱は36‣4℃。
あ、熱はないですね。と言われた。
えらいせっかちな先生やなあと思いながらも、
どうしたんですか?と聞かれたのでこれまでの経緯を話す。
じゃあ、X線を撮りましょうとのこと。
僕としては、自覚症状的に少し心配だったので、
先生に血液検査とかしなくていいんでしょうか?といったら
即座に必要ない!…とのこと。
ああ、そうなのか?と思いながら
X線の検査だけを受ける。
しばらく経って、診察室に呼ばれた。
X線を見る限り問題ないとのこと。医師からこの言葉を聴くととても安心する。
この日は、水曜日。金曜日に飲み会があるので行っていいですか?
と聴くと、もちろん行っていいとのこと。
ただ咳が収まるまでは1か月くらいかかるから、咳止めだけ出しておきましょう。
漢方と西洋薬の両方を出しておきますからということで診察は終わった。
抗生剤とかはもう必要ありませんとのことだった。
処方されたのは「麦門冬湯エキス顆粒」「メジコン15ミリ」。
翌日は代休を取った。
早く治そうと自宅で眠った。
この日もいくらでも眠ることができた。
4月10日を休んで、4月11日の金曜日に出社。
まだ微熱があり夜中に咳が出る、夜中に熱を測ると37‣5℃前後。
仕事を淡々とこなしながら自覚症状的には改善せず、
飲みに行ってもいいと言われていたがこんな状態だと
一緒に食事をしていても迷惑をかける、しんどいのと咳が出るのとで、
僕は欠席させていただくことにした。
この日も良く眠れる。ただ何時間も眠っているので睡眠の質は浅い。
浅い眠りで身体が何かと戦っているのをじーっと待っている
そんな状態が続く。
12日の土曜日は仕事がありたくさんの人と面談をする。
しゃべりっぱなしなので時々咳が出てしんどい。
咳止めが効いているんやろか?というような気になる。
土曜日の夜に咳が止まらなくなり自宅で咳止めを飲んで休む。
咳が腰に来てさらにひどいぎっくり腰のような状態になる。
靴下が自分ではけない状態。
夜中に咳で目が覚めてしんどい、咳をすると腰が痛くて悲鳴を上げる。
身体の向きを変えるだけで咳が出るんだと思ってびっくりする。
よつんばいみたいに布団の上でうずくまっているのが安定しており
いいのだが、何時間かおきにゼイゼイとなり咳が出てまた腰が痛くなり、
少量の痰がでる。
あまりにしんどいので夜中に妻に「入院したいっ!」と言ったのが
日曜日の深夜のことだったらしい。
これは、さすがにまずいのでは?と思い、妻からも強く促され、
月曜日に早く起きて行徳総合病院に行く。(つづく)