1週間後の4月23日、またまた病院に検査へ。
午後からの診療。
あの呼吸器内科のT先生。
T先生は水曜日の午後しか来ない。
というのも本来は
練馬にある大きな病院の呼吸器内科の先生だからだそうである。
最初にCT、血液検査、胸部X線を撮る。
2時間ほどして診察。
X線は見る限り問題ない。
血液検査もCRPが0・14、白血球の数値は54と完全な正常値に戻った。
ただ肺のCTの白い影が少し残っているとのこと。
自覚症状的には元気になって息が切れるようなことはなくなったが
咳が時々出て、まだ完全という状態ではない。
これから徐々に治っていくのかも知れないということで、
1か月後に再検査をしようということでこの日の診察は終わった。
薬の処方もなく今は普通に生活している。
歩くスピードも元に戻った。
この1か月の肺炎騒動で感じたのは医療と治療について。
そして、自分の身体の声にきちんと
耳をすませることが大切だと言うこと。
そして、こうした経験をして
25日間一滴もアルコールを飲まない日々が続いた。
体重は2キロ減った。
診察で
T先生と話しているときに、CTで原因がわからないと、
気管支から生体検査をしなければならない、
それでわからない場合は胸に外科的に
穴をあけて外から肺の一部を切り取って検査をすると言われた。
また、アレルギーということもありえるので何とも言えないと。
生体検査で原因がわかる確率もはっきりとは言えないと
結局なんだかよくわからないままの状態でこの1か月の顛末が終わる。
T先生は明確に治療方針を説明してくれたのかも知れない。
しかし、その方針は僕にとっては
「むっちゃ、怖いもの」
以外の何物でもなかった。
そこまでやって原因を突き止めることが出来るのだろうか?
突き止めて、どうなるんだろうか?とも思った。
突き止めても治療が出来るかどうかはわからない。
先生が僕の心配を聴いているのかわからなくなって、
思わず、
「人に向き合うコミュニケーションも医師の仕事じゃないか!」
と思って先生に伝えた。
先生は驚きながらも、ため息をついて
なぜ、この人にはうまく伝わらないのだろうか?と悲しみつつも
考えておられるようだった。
いったん信頼関係がなくなると回復にはとても時間がかかる。
仕事もこうした診察も同じなんだなと思った。
その後少し考えて
原因がわからないまま生きていく選択肢もあるのかも知れないと今は思っている。
先進医療をすることによるメリットはもちろんあるのだが、
それを知らないまま生涯を終えていくという生き方もある。
いかに後悔せず毎日を生きたああああ!と思って暮らしたい。
そのためにはどうすればいいのか?
みたいなことを考えさせてくれるきっかけになった4月だった。
もう4月の24日からお酒も飲み始め、通常の生活に戻りつつあります。
4月のイベントをキャンセルしてご迷惑をおかけしたみなさま、
どうもすいませんでした。
そして4月は劇場や映画館に行く代わりに、医療機関で時間を過ごすことになった。(泣)
病院は携帯も使用禁止なので
読書はたくさん出来た4月でした。
みなさんもご自愛して一期一会を楽しんでください。
よき、GWを!