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ついに、佐賀県初上陸である。 これまで佐賀県は車などで何回か通過していたのだが宿泊をしたことがなかった。 いままで、国内で宿泊していない県が二つあって、それは佐賀県と愛媛県だった。 そして、今回ついに佐賀県に宿泊することが出来た。 福岡から特急列車に乗って、佐世保線の途中駅「武雄温泉駅」へ。 博多駅から約1時間で到着する。 1時間に1本の特急列車。 2枚切符というのをJR九州が発売していて往復するならこの切符の方が断然お得。 博多駅の金券ショップでこの2枚切符を購入する。往復4080円。 行きの列車の時間が合わず、長崎行の列車「かもめ39号」に乗る。 肥前山口で普通列車に乗り換え。 ![]() 夕方遅めの列車は学生と通勤の人たちでいっぱい。 電車で通う人は、どの地域でも片手にスマホをもってやり取りしている。 女子高生がドコモのdビデオのTVCMのシリーズみたい。 男子高校生も「天然コケッコー」みたい。 高校生まで地元にいて進学すると一人暮らしなどを始めるんだろうなあ。と思った。 映像テクノアカデミアにも地方からやって来て アルバイトしながら学んで就職先を探している生徒が何人もいる。 肥前山口から4駅で「武雄温泉」駅へ。 19時半でもまだ外が明るい。 西の方に行けば日の入りが遅くなる。 逆に釧路とかに行くと日の入りが早い。 ![]() 駅前の「セントラルホテル武雄」に宿泊。5500円朝食付き。 この辺りで工事をしている職人さんや、 地元回りの営業マンらしき人たちが宿泊している。 駐車場が広く、車で来ているひとも多い。 ![]() 20時過ぎに夕食へ。佐賀牛を食べようと、焼き肉「佐が家」へ。 ホテルから数分の場所にある。 焼き肉屋さんで生ビールと大きなサラダ、そして焼き肉。 タン下、ロース、カルビ、ホルモン、最後に白いごはん。 タレの甘辛いカルビとともに、佐賀のお米をいただく。 この炊き立ての白いご飯のうまさに驚く。 ![]() 日本酒と焼酎を飲んで6000円少々。 隣では地元で商売をしているらしき男の人が キャバクラで働いている女の子と同伴出勤前の飲み会。 女の子といっても「私30過ぎとうから」みたいに ストレートに自分のことを話し、お客さんと対峙する。 その、潔さが印象に残った。 九州の女の人の情に熱いストレートな姿を衝立ごしに伺うことが出来た。 翌日、武雄温泉郷まで朝飯前に散歩に行く。 ホテルから歩いて十数分。 温泉街なので飲みやさんや土産物屋さん喫茶店、風俗店などが立ち並んでおり 駅前よりも賑やかじゃないかな?とも思った。 ![]() ![]() ![]() ![]() 炭鉱で賑わったこの地域の面影を残す、豪華な建物がいくつか残っていた。 炭鉱で財を成した人たちがこの温泉で宴会をやったのだろう。 今放送中のNHKの「花子とアン」に出てくる吉田鋼太郎演じる炭鉱主は 実在の人物がモデルだそう。仲間由紀恵が嫁に行ったところです。 10時前にホテルをチェックアウトし、今回の武雄訪問の目的だった「武雄市図書館」へ向かう。 歩くと、結構かかりますよ!と言われて、気合を入れて出たら すぐに「ゆめタウン」が見えて来た。 このショッピングモールの向かいに「武雄市図書館」はある。 道路を挟んだ図書館は美しい建築で、代官山の蔦屋書店に似た アートディレクションがすべてになされている。 原研哉さんが行ったアートディレクションはわかりやすく、繊細で上品。 ![]() ![]() ![]() 図書館の抜けには木々がたくさん茂り低山が拡がる。 リゾートホテル?のようなロケーション。 そして、こんな地方都市にこうした洒落た文化施設があることに驚くとともに、 中に入ってみてとてもうらやましいと思った。 これが5万人都市で実現できるのだと少し驚く。 武雄市の市長である樋渡さんが発案し、蔦屋書店の増田さんがやってみましょう!と言ってくれ、 武雄市の職員たちと蔦屋書店を運営するCCCの担当者たちがガチでがんばって 実行させたプロジェクトである。 館内は撮影が出来ないが、入るとまず右手に大きな本で埋め尽くされた壁が拡がる。 入口近くはCCCの書籍の販売スペース、新刊書と雑誌、 そして小物などが置かれている。 入口の左側は少し奥まったスペースになっており、 ここはまさにTSUTAYAのCD&DVDのスペース。 平置きされている映画のDVDの趣味がいいのに感激する。 そして音楽CDはすべての試聴が可能になっている。 入口の右手にはスターバックスコーヒーのショップがある。 10時過ぎに多くの人がここでくつろいでいる。 店頭の雑誌を持ってきて読んでいる風景は、代官山の蔦屋書店と同様。 そしてテラス席がありテラスに座って里山を見ながらお茶を飲むことが出来る。 ![]() ![]() そして、代官山の蔦屋書店と圧倒的に違うのが、 それ以外はすべて図書館であるということ。 「販売」「貸出」と書いてなければどれが売り物でどれが図書館の本なのか 最初はわからなかった。それくらいシームレスに展示されてある。 しばらくするとあるルールがあるんだなとわかるようになる。 建物奥には靴を脱いで上がるスペースがあり子供たちがやってきて 母親が読み聞かせをしたりしている。 絵本は周りにたくさんあり、建物の中ほどでは大人たちがコーヒーなどを飲んでいる。 小さい音量で音楽が流れ子供の声がときどき響いてくる。 ここは大きな広場?いや大きなリビングなのでは?というような感覚。 すべてが一体になっていることによる家庭のリビングのような一体感が ある種の幸福感を与えてくれるのだ。 雨風が防げ広場以上に快適な空間がここに拡がっている。 おなかがすいたらスタバで何か買って食べてもいいし、 道路向かいの「ゆめタウン」のフードコートに行ってもいい。 ああ、こういう地方都市があるんだ!とちょっと憧れる。 この図書館の周囲に集合住宅が何棟か建築されるらしい。 それくらい魅力のある場所になったということでもある。 ここで商売をしたりしている人がお客さんとやってくるようなシーンも見え、 待ち合わせの場所にもなっているんだ!と。 この場所が市民に生かされているんだと納得した。 ![]() 二階には吹き抜けの側面に大きな廊下があり廊下に沿って机がある。 そこではPC作業やDVDの視聴が出来る。 そして二階の奥の部屋は勉強室になっており、 何人もの人がそこで調べものをしたり勉強をしている風景が広がった。 こうした、図書館+蔦屋書店というモデルはある種、 地域の文化芸術の拠点になり、それが素晴らしい。 同様の取り組みが宮城県、多賀城市で始まっており、 2015年には多賀城図書館+蔦屋書店が開館するらしい。 ゆったりと優雅な気持ちになって図書館を出る。 こうした気持ちになる空間がこれからもっともっと増えていくのだろう。 ![]() ![]() 個人的な図書館の初めての思い出は小学1年生だったかの頃に 年上の近所のお姉さんに連れて行ってもらった、「鳥取県倉吉市市立図書館」。 1968年の頃である。 小学校の図書室と違って、膨大な数の書籍に包まれること自体に とてもワクワクして好奇心を刺激されたのを覚えている。 そこから何冊か抜いて読もうとしたが小学1年生には漢字が多すぎて 何が書かれているのかわからなかったのだが、 その圧倒的な書籍の量に興奮していた。 それから図書館は受験勉強をする場所となり、 大学では何度か通ったものの、特にココロ踊る場所ではなかったのかも知れない。 こうした新たなカタチの図書館を見ると、 最初に図書館に行ったときのワクワク感が思い出されて来た。 本来、学ぶということはとてもワクワクすることであり、 その第一歩が本を読むことなのかも知れない。 武雄市図書館に「本を読む本」(@講談社学術文庫)が平積みされていたのに驚いた! 駿台予備校の表三郎先生が大推薦してくれたあの本が、ここにあるなんて。 知的好奇心の精神は、こうして受け継がれていくのだ! と不思議な思いにとらわれた。2014年5月29日訪問。 ![]()
by haruharuyama
| 2014-06-01 09:32
| 日々の記録
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