作・演出 中津留章仁。
彼は昨年だったか?第46回紀伊国屋演劇賞を受賞している。
それがご縁だったのだろうか?紀伊国屋ホールでの公演。
最終日のマチネの観劇。
入場前に上演時間を確認するのがトラッシュマスターズを見る際のコツ。
今回も案内の方に聞いたら2時間50分と聴いて!
気合を入れて事前にトイレに行って臨んだのだが
終演は2時間30分後だったので僕が聴き間違えたのだろう。
しかし、上演時間がまったく気にならない
舞台をよくここう毎回作れるものだなあと感心する。
この国では何度も何度も戦争が繰り返されている。
住民たちは「また、戦争」と言うようなそんな感じ。
中津留はこれを近未来の日本の出来事のように描き、
見ている私たちも日本の将来はこうなってしまうのだろうか?
という危機意識をもってこの舞台の成り行きを見守ることとなる。
ある家族の居間がこの舞台の中心。
時々、戦地でのシーンがインサートされる。
そして、本舞台は戦地の最前線の場所から始まる。
隊長は部下を一人連れて最前線のさらに先へ向かっていった。
負傷した兵士と看護兵(林田麻里)、
そして舞台の中心となる居間に住んでいた
保守主義の兵士(龍座)がその場所に残された。
彼らは、敵兵に見つからないように、そこに3か月潜むことになる。
戦争は終わったのだがなかなか彼らは戻ってこない。
そんな状で況の龍座の家の居間に切り替わる。
男の妻(川崎初夏)は新聞社に勤めるジャーナリストの男(カゴシマジロー)に言い寄られ
付き合いはじめ関係を持つようになった。
それを良く思わない純粋な息子(太田基裕)。
母親の妹(内田慈)もこの家に同居している。
彼女は建築家でありこの家の改装の工事も並行して進められている。
建築家の女性には恋人(坂東工)がいる。
同じ建築家であり、いつも喧嘩ばかりしている、
同じ志を持つ者として、そして建築家として
どれくらいの高みまでいけるのかをお互いに問われる。
そしてどれくらいの覚悟があるのか?ということも。
決して、仲がいいだけのカップルではない!
刺激を与え合うカップルのカタチがここにあるのか?
この建築家のカップルはそうしていくことが
二人にとっては自然なことなんだろう。
いろんな生き方があっていいし、
それを二人が受け容れるのであれば何の問題もないのだが。
そうこうしているうちに夫がこの家に帰還してくる。
そして、そこに看護兵の双子の妹(林田麻里 二役)が訪ねてくる!
ここでオープニングタイトルが投影される。
映画的なかっこいい描写。中津留さんらしいスタイリッシュで
熱い演出。
中津留さんの作品にはこの「熱さ」がある。
これがトラッシュマスターズをトラッシュマスターズにしているゆえんかと。
まるで昔の大映TVの時代のドラマか増村保蔵の映画か?
増村ファンの僕としては中津留さんはこの路線を究極に突き詰めて欲しいものだと思う。
男女の愛欲の描き方がいい!
濃厚な交わるシーンやセックスのシーンなどなどが描かれる。
本作では内田慈の強烈な自慰行為も描かれ、
それが熱く生きるということにつながっていく。
戦争の非道さがあぶりだされ、国家や組織の冷酷さも同時に見えてくる。
目の前の命を大切にして生きるのだ!
という中津留さんの演劇人としての熱い叫びが聞こえてくるようだった。
次回の公演の新キャストをオーディションで募集している。
我こそはと思う人は一度中津留体験をするのは悪くないと思うのだがいかがだろう?
堤真一や堺雅人が今ものすごく
売れているのも
舞台を通じて獲得した圧倒的な演技力のたまものではないのだろうか?



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