ミャンマーのアーティスト、モ・サさんの構成・出演。
浅草の吾妻橋を渡ったアサヒビールのあのビルに入ると
受付で、本公演は観客が椅子を離れて
立ってみるシーンがあるというので荷物と上着を全部預かってもらう。
受付の番号札が花丸マークでかわいい。
劇場内に入ると、何と!ミャンマー料理が売られていた。
おなかがすくといけないので吾妻橋のたもとの「富士そば」で
食べたばかりだったので。しまった!と思った。
食べ物が売っているのならここで食べればよかった!と。
ミャンマー料理はまだなじみがなく珍しい。
個人的にはまだ食べたことのない料理を食べてみるのは
大好きなのでとても残念。
この日、知ったのだが高田馬場にはミャンマーの難民の方々が
日本に移民して開いたミャンマー料理の店がたくさんあることを知った。
ので、今度、高田馬場に行ったらミャンマー料理を食べてみよう。
舞台には最初は椅子が置かれており自由に座れる。
舞台前方に大きなスクリーンがある。
始まると、まずスクリーンに、モ・サさんが作った映像が流される。
手のアップの様々な情景がひたすら流れるというもの。
様々な手、その手が様々な仕事をしている。
カバンを縫ったり、爪を切ったり。
その映像が十数分?
流れた後にモ・サさんが登場する。
モ・サさん自身も手を様々なカタチにして提示する。
観客の一人一人に「これ、やってみ?」と手を複雑なカタチにして顔の前でそれを作る。
僕のところにモ・サさんがいらしたのだが、
果たしてうまく真似が出来たのだろうか?
この後、観客の参加型のパフォーマンスとなる。
丸いピンポン玉みたいなプラスチックでできた球が使われる。
ヨーヨー釣りのヨーヨーみたいにしたりして遊んだり、
その球に絵を描いたりする。
ナット・キング・コールの「スマイル」という曲が流れる中
モ・サさんは大きな白い紙に筆でイラストを描く。
あの曲を聴きながらミャンマーの難航した民主化の歴史などに
思いを馳せるとグググっと胸に沁みる。
この曲は元々チャップリンの映画「モダン・タイムズ」で使われたものだそう。
モ・サさんは折込の中で歌詞を紹介していた。
「恐れを感じていても、悲しいときも笑顔でいれば、
微笑み続ければきっと明日には、
人生が生きる価値のあるものだと分かるだろう…。」
僕たちがピンポン玉に描いたスマイルを
モ・サさんの身体中に張り付ける。
スマイルでいっぱいになったモ・サさんが
ミャンマーの国旗の歴史を話す。
国旗が戦前から現在にかけて5回も変わっている国。
1943年~45年の国旗は「日本」の国旗である。
植民地であり、占領地であり内戦の地でもあったミャンマーは
大変民主化が遅れた。
アウンサンスーチーさんの問題など
現在もさまざまな問題点があるミャンマーだが、
モ・サさんはアートを通じて完全な民主化をしていこうと考えている。
アートが社会に対して機能するということの一つの事例を
目の当たりにしたという意味でも貴重な体験だった。24日まで。



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