森川弘和、振付・出演、杉山至、美術・衣装デザイン。
ダンス公演。森川さんのダンスの出自はパントマイムにある。
初、森川さんの公演体験だった。
動物紳士だろうか、?
それだろう者が開場前のアナウンスで一瞬登場する。
羊の被り物みたいなものを着けたブラックタイにスーツを着た紳士。
紳士って言っても動物なので動きが動物である。
これは、羊なのか?猫なのか?犬なのか?そうした動きが引用され、
森川は動物紳士として舞台の中を動き回る。
衣装やこうした造形は杉山至の手になるものである。
今回のキーになる衣装がとても印象に残った。
生成りの色の一枚の布のような記事なのだが
ものすごく伸縮性が高くそして、表面が「もこもこ」している加工が施されている。
その、「もこもこ」で伸縮自在な布が衣装になり
ぬいぐるみや着ぐるみになり、そして少年になる。
「もこもこ」の少年は野球帽をかぶって森川と共演する。
まるで文楽や腹話術のよう。
森川が手に持った少年と対話しながら物語は進んでいく。
少年が動くとその動きに合わせて
少年の声とも効果音とも動物の声とも取れるような音がシンクロする。
このシーンはアニメ的な要素もあってとても面白い。
杉山の作った舞台上の小道具(大道具)は二つ。
一つは半円状になった仕切り版でその板が
半透明のプラスチックのレンズのようになっている。
仕切りの中で動いている森川がいろんなプラスチックレンズを通して見えてくる。
極端に拡大された場所があるかと思えば、
まったく違う場所が反射して見えてくるものもある。
不思議な仕切り壁だった。
もう一つは背の高あああああああい椅子。
背もたれの部分が極端に高くまるで梯子のよう。
森川はこうした小道具とも対話しながら踊り続ける。
そこに何らかのコミュニケーションが
見えてくるかどうかもこの舞台の評価を分かつ軸になるのかも知れない。
後半に、冒頭で登場した羊男?が登場する。
背中に羊男の顔の正面が描かれ、私たちの常識とまたく違う動きをするように
見えてしまうシーンはとても印象的だった。
24日まで。

htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-23326548"
hx-vals='{"url":"https:\/\/haruharuy.exblog.jp\/23326548\/","__csrf_value":"8480ae374b8d9549b475a8a0fef5b80db69642d2597e78af4780ce87d71f38735de6d109e68d8bf18066eb016ba4e93624d24005dce806270ade0b99bd3f302c"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">