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みなとみらい駅を出るとすぐにショッピングモールがあり そこを抜けるとドーン!と横浜美術館とその前の大きな広場に出る。 夜はイルミネーションがキレイ。 タワー型マンションなども同じ地域にあり 職住接近 駅住接近の環境は新たな創造的な生活が約束されるのだろうか? NYのマンハッタンやパリ市内なども同様だろう。 横浜には日産自動車を初め多くの企業がここに移転してきている。 アップルも横浜にラボを作る計画がある。 副都心線で渋谷、新宿、池袋も一気につながり、 新たな暮らし方が横浜方面にあるのでは?と推測するのだが、 千葉県民の僕にはリアルなことはわからない。 マームとジプシーの新作公演。 海外公演を経て、新たな海外公演に向けての重要な布石でもある。 というのは本公演はTPAMの一環でもあり、 海外にこの演目を!ということで海外担当のアートマネージャーたちが見に来るのだ。 ということで英語の字幕付き公演。 外国人の友人と一緒に舞台を見ると言うのもいいのでは? レクチャーホールは美術館の地下1階にある素敵な場所。 壁が真っ白でいかにもアートセンターの趣である。 こうした場所を使って頻繁なイベントが行われることを願う。 扇状になった観客席、 そこの奥にさして広くはない舞台がある。 高さ90センチくらいだろうか? 天井からは気球やその他のオブジェ、 マームとジプシーと言えばのドライフラワーが吊るされている。 足元にはドミノが置かれたり、スケートボードの上には 小型カメラが設置されており スケボー用のレールが敷かれその上をカメラ付きスケボーが動く。 カメラで撮影されたものは、奥にあるスクリーンに投影される。 白熱電球を主に使った照明がガーリーな3人の女優さんたちを照らし出す。 スクリーンに投影された映像はまるで印象派の絵画のよう。 デビッド・ハミルトンという写真家が居たが、 まさに彼の作品を見ているよう。 そして三人姉妹のドラマが始まる。 長女は青柳いずみ。彼女の存在なくしてマームとジプシーは語れない。 目の上でバッツリと切った前髪に長いストレートヘア。 だぼっとした、ナチュラルカラーのワンピースを着た衣装。 同系色の厚手の靴下。そこからすらっと伸びた素足が気持ちいい。 ああ、こうした世界観を作る藤田貴大ってなんて素敵だろう!と思った。 大島弓子などの少女漫画の世界がそこに拡がる。 その世界を拡げるために協力している強力なスタッフ。 まずは映像のタイトルデザイン、 ブックデザイナーの名久井直子さんがデザインしたそれは、 とても洒落て繊細で気持ちがいい。 そして音楽・音響がそこに加わり、その世界観をさらに強固なものにしていく。 決してやさしいだけの世界ではなく 世界と向き合う覚悟がありながらガーリーな世界との協業を目指している。 そのスタイルがかっこいい。 観客は若い女性が多く、彼女たちは一様におしゃれである。 アートスクールなのか文化服装の子なのか? ダンスを起源としたパフォーマンスには そうした種類の人たちが少なからずいる。 高齢者が極端に少ない。 僕は53歳だがほぼ最高年齢なのでは?とすら思う。 でも、そこで紡ぎだされるリリカルな世界は一度経験してしまうと 記憶から離れなくなる。 ストーリーは決して明るいものではない。 倉橋由美子の「残酷童話」というのがあったがまさにそんな感じ。 親を亡くした青柳いずみの元に継母と養父が子供を連れてやってくる。 女の子2人がやって来て3人姉妹と養父と養母。 そんな中で育っていく青柳いずみと妹たちの独白が何度も繰り返される。 観客はその言葉の断片をつなぎ合わせていき、この家族の物語を想像する。 そんな舞台。 ハラスメントが数限りなく行われ、青柳いずみ、こと いずみちゃんは家を出ていく。 もう決してここには戻ってこないと決意した家出である。 その不幸の三乗みたいな環境に少しだけ光が当てられる。 生きるっていうことはその繰り返しなのかもしれない。 そんな普遍的なことが描かれたこの舞台、 カタチのチガウ三姉妹の生き様を通して人生や人間の何たるかを学ぶ。 まるでベルイマンの映画か? 海外で必ずや評判になるだろう。 それにしても青柳いずみは、なぜあれだけ反復を繰り返す激しい動きの中で 平静を保ったかのようにセリフを発し続けることが出来るのだろうか? 僕なら、途中で酸欠になり呼吸困難でぶったおっれていることだろう。 TさんからBRUTUSの表紙に藤田さんが出ていると教えてもらった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2015-02-17 08:15
| 舞台
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Comments(2)
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BRUTUSを初めて中身も見ず、表紙買いをしましたTです。
マームの芝居は、今回、原宿公演でいづみさんが体調を崩し、振り替えで横浜公演に行きました。祝日に行ったので、老若男女、53歳以上の方も見受けられました。 三姉妹のあの動きを観ていると、もの凄いとしかいえません。 藤田さんは今年30歳とのこと。ツイッターとか読んでいるとすごく繊細な方かと思っていたけれど、アフタートークの名久井さんとのやりとりを見ていると、監督、という感じ。今後の活躍が楽しみです。 明日、原宿最終があります。 スマホ打ち、散文にて失礼しました。
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Tさん。コメントありがとうございます。名久井さんとのアフタートーク面白そうですね。聞きたかったです。
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