本書の副題は「人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用」とある。
「リンクトイン」の創業者たちが企業と労働者との新しい雇用形態が創れないか?
と考え、それを実行してきた。
そして、本書はその雇用形態の実際の運用の記録であり、
それを多くの企業がまねて実行できるように相対化したものとも言える。
「リンクトイン」自体英語ベースの求人マッチングサイトとして
大きな発展を遂げている。
こうしたサービスを始めるのは
たいていシリコンバレーのスタートアップカンパニー!
シリコンバレーの人材流動性は高く、
優秀な人材をいかに引き留め引き入れるか?
が企業を発展存続させていくためには絶対に必要なことである。
そのための雇用の試行錯誤がこうした「アライアンス」という
方法を生んでいったのだろう。
生存競争の中で必然的に生き残った新たな雇用関係とも言える。
アライアンスとは企業と労働者がある種の条件を提示して
その中でお互いが互恵的関係を得ることができるシステムのことを言う。
そこには、お金だけでなくやりがいや裁量などといった部分も含まれる。
自分はどこに価値を見い出すのか!
を明確にし、そこからジョブディスクリプションを創造し
企業の経営担当者と面談するという方法。
起業との雇用契約関係には3つの種類があるという。
1つ目はいままでも大企業を中心として行われていたローテーションする、という考え方。
いろんな部署を回っていくというもの。
その企業独自のジェネラリストが出来るのだろう。
そして2つ目は変革型と呼び、変革的なプロジェクトを一緒にやるというアライアンス。
ある事業を数年計画で立て、目標を設定しながら実行していく。
そのプロジェクト毎に数年間でアライアンスを結び、
その後は契約を修正したりしていく。
まるで「オーシャンズ11」や「サイボーグ009」のような
雇用形態!!!
しかし、それはフリーエージェント制ではない。
労働者は社内にいながら自らのスキルを上げ続けていく努力が必要だし、
それらのスキルが上がり成功事例が増えると
アライアンスの関係がさらに良好なものになっていくという。
現場で考えたアイデアが実行される前に
こうした雇用関係を結び独立した個人と企業が対等になった関係が
これからは普通のことになってくるのかも知れない。
その時に、会社に依存していた人たちには
とても厳しい状況になっていくだろうことが予想される。
とはいえ、雇用の形態が多様になってきた時代に必然のことなのかも知れない。
3つ目は執行役員などが所属する雇用関係。
ここでは「基盤型」と呼ばれていた。
その企業にはなくてはならない人々で企業の中核をなし、
企業の中で大きな貢献を続けている、という雇用関係である。
人材開発を含め、会社全体を見る雇用関係なのだろう。
また、本書で印象的だったのが人脈を作るために
積極的に外部の人と会うことを勧めていたこと。
ビジネスランチをし、セミナーに出席したり別業界に集まりに出たりした方がいいと。
企業はそれを出来る範囲でフォローし
従業員はそこで得た知見や人脈を企業に還元することを推奨していた。
これってプロデューサー的な人間になりましょう!
ということなのでは?
さらに、企業の卒業生についての見解も面白かった。
その企業を辞めて他で活躍している人たちとも
積極的に継続した関係を築いていくということ。
その「卒業生」のネットワークが大きな価値になると
マッキンゼーなどはその最たる例だろう。
最後に印象に残った一説を引用する。
今日、企業にとって一番大事な社員の能力は起業家のように考え動く力なのだ。
という一説。
共同執筆:ベン・カスノーカ;クリス・イェ
翻訳:倉田 幸信 (翻訳)
そして、監訳者として、東京糸井重里事務所CFOの篠田真貴子。
2015年7月発行





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