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9月10日の夜、僕は東武東上線の上板橋駅に用事で行くことになった。 駅について帰りの電車の時間が少しあるので 改札を出たところにある「東武ブックス」に立ち寄ってみた。 すると、平積みで見たことがない「村上春樹」の新刊が置かれていた。 ちょうど、発売初日だった。 このごろほとんど本を買わなくなった僕が 久しぶりに購入した本がこの「職業としての小説家」である。 本書は紀伊国屋書店が取次ぎを通さずに直接責任販売で買い付けをし ネット販売と対抗するような手法を取ったとして、 ニュースなどで話題になった。 紀伊国屋書店から、この上板橋の東武ブックスは買い付けをしたのだろうか? アマゾンなどに負けてはならんという、老舗書店の紀伊国屋の意地を感じる出来事だった。 ネット販売にはない書店売りの良さというのは絶対にある。 うまく共存してくれて、素敵な書店がたくさん生き残る 環境を作っていって欲しいものである。 村上春樹の著書を初めて読んだのが たしか1981年だったと思うのだが、大学1年生の夏休み。 一人で祇園祭の時に京都に行った。 確か菊映で名画の2本立てかなにかを見た帰りだったのでは? 河原町にある駸々堂書店(いまは、もうない。)で平積みされていた 「風の歌を聴け」を購入し、自宅に帰り、 夕方から夕食までの数時間で読み終えたことを覚えている。 あのときから、35年が過ぎ、村上さんも職業作家として 世界中の人に知られる方となった。 僕も「風の歌を聴け」以降、村上さんの何冊かの翻訳本と 読者との交流した様子を本にしたもの以外は、 ほぼすべての著作を読んでいる。 そして、村上さんと同時代を生きて来て35年近くが過ぎていった。 「ねじまき鳥クロニクル」が出たときには横浜の中華街のホテルに泊まって読んだり、 「レキシントンの幽霊」が出たときは 友人の梅ちゃんに本を送ってもらった。 その時、僕はロスのオフィスに3か月研修に出ていたのだが 梅ちゃんは気を効かせて海外に住む僕にその本を送ってくれたのだ。 週末、サンディエゴまで車で行き、海沿いのホテルで その本を読んだことを思い出す。 村上さんの本に関しては、こんなエピソードがたくさんあり、 村上さんの著書とともに僕の19歳からの人生の一部があると言っても過言ではない。 そんな、村上さんが小説をどのように書いてきたか? ということを丁寧に記してくれたのが本書である。 村上さんのすごいところは自己の内面の深くに入っていって、 それをさらに掘り下げ、身体の続く限り徹底的に入っていくというところ。 それは決して効率のいい作業ではないが、 それを村上さんは延々とやってのけ、 自らの無意識の中から物語を紡ぎ出す。 ある事柄(ことがら)を聴いてすぐにそれを相対化して、 これは大体こんな感じですねと言ってしまう 僕のような人間と真逆の特性を持つ方なんだなと納得した。 そして、こうした僕のような性格の人間は 決して小説家になることはできないんだな!ということが 本書を読むと良くわかる。 そんなに熱心に深く掘り下げることができないのだ。 そういう人は他の職業がいい!と。村上さんも書いている。 本当にそう思う。 また、村上さんが実際に小説を書く時にどのようにしているのか? という話がとても面白かった。 毎日400字原稿用紙で10枚(4000字)をコンスタントに書きつづけるという。 6か月書きつづけると1800枚になる。 「海辺のカフカ」が大体それくらいの分量だそう。 そうして書き上げてからの村上さんの推敲がものすごい。 最初は構成の大幅な修正から始まり 書き足しや削除をし物語の整合性を合わせるためのことを考え さらに大幅に書き直していく。 そしてその次に行うのが文章のリズムをどのように作っていくのか? ということを考えながら推敲をする。 そしてそれから細やかなニュアンスや「てにをは」も含めた微細な点を 延々と修正していくらしい。 細かで地味な気の遠くなるような作業である。 しかし、ものを創作するというのはそうした 気の遠くなるような作業が長く大量に積み重なって 初めてカタチになるのだ!ということも事実。 それが出来る人だけが、創作者になれるのだろう。 村上さんはそのために大切なのは身体であると言う。 体力がないとそれができないと。 「羊をめぐる冒険」を描き始めるころに 村上さんは「ジャズ喫茶」の仕事を辞め専業作家としてやっていく決意を決めた。 そこから村上さんは、毎朝、走るようになり 身体を35年以上鍛え続けている。 その身体のチカラがないとその作業ができないのだという言葉が 妙に説得力がある。 また、本書では村上さんが教育のことについて語っている。 いままで、どこのメディアでも教育のことについて 言及されなかった村上さんだけに とても面白く読んだ。 さて、これから村上さんは 僕たちに、どんな小説を書いてくれるのだろう!!!! (これで、大体村上さんの毎日のノルマの半分 約2000字です。) ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2015-10-08 09:45
| 読書
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