久しぶりの小説。最近、ほとんど小説を読まなくなった。
普段は教養書みたいなものかビジネス書みたいなものばかり。
本作は「ふなっしー」を扱っており、しかも僕の住んでいる
市川市の隣町である船橋市が舞台である。
本書は船橋市内で爆発的に売れていると言うことが新聞に書かれていた。
実際に船橋の駅前にあるお店が実名で出てくるらしい。
東西線の終点である西船橋には時々行くのだが、
船橋にはあまり行ったことがない。
ららぽーとに以前何度か行ったことがあるけど。
読み終えたので、今度、船橋と小説の中に登場する
佐倉の川村美術館に行ってみたいと思った。
本書は主人公の花ちゃんという30代?の女の子を中心に語られる。
花ちゃんは、小さいときお母さんが離婚をし、
新しいお父さんと妹と一緒に暮らさないか?と言うところから始まる。
花ちゃんはその申し出を断り、船橋市で生きて行くことを決める。
分かれる時にお母さんが花ちゃんに託したのが梨の妖精「ふなっしー」だった。
梨の妖精が寝袋に包まれているぬいぐるみがあるらしい。
そして花ちゃんは船橋に暮らしながら都内のアパレルメーカーが経営する
本屋さんに勤めふなっしーを愛しながら暮らすのである。
花ちゃんには彼氏(俊介さん)がいたのだが別れを切り出され、
彼氏は新たな女の子と付き合うようになる。
そこから花ちゃんの本当の自立が始まっていく。
花ちゃんの自立を助けたのが花ちゃんと一緒に船橋で住むことになった美人のおばさん、
そしていろんなタイプの友人がいる近所に住む女友達の幸子。
おばさんと花ちゃんの住みだした家はわけありの家だった。
昔、ここの娘が養父に殺されて養父は無理心中を図ったのだが
未遂に終わったというもの。
その亡くなった女の子が花ちゃんの前に現れて交流が起きる。
吉本ばなならしい、スピリチュアルな世界。
その感覚はふなっしーの梨の妖精の世界にも通じていく。
そして本書の個人的なハイライトはその亡くなった女の子の本当のお父さんである
松本さんと花ちゃんとの出会いである。
二人はお互いにレスペクトし合いながら、お互いの心の傷をいやしていくのである。
松本さんは仕事以外で絵本を書いている。
花ちゃんはその絵本を自分の本屋さんに置いてあげる。
読んでいると船橋という街のコミュニティがだんだん好きになってくる。
そしていつも思うのは吉本さんが描く登場人物たちは
いつまでもピュアで礼儀正しく節度があり上品で素直なのだ!
これこそ吉本さんなのだろう?
吉本隆明さんとその奥さんがそうした育て方をされたのだろう。
すごいなっしー!
最後に本書でふなっしーの事を語った至言の言葉があるので引用する。
どこまでもダッシュで走って行く梨の妖精の姿が浮かんできた。
どこまでもどこまでも走り続け、妥協なくジャンプをくり返し、
新しいことにチャレンジしていく強い姿。
そんなときの梨の妖精の魂みたいな力、あくまでポジティブで、
挑戦的で、でもそれはお金や名声のためではない。
今の時代にささくれた心を抱いた淋しいみんなのためと自分の命を燃やすため、
来たものにはつい全力で取り組んでしまい、後先を考えないで奇跡をおこし続ける、
そんなヒーローみたいな捨て身の姿。
梨の妖精は、やっぱり中の人だけの力で動いていない。
空しい気持ちだった現代人がみんなで力を合わせて
梨の妖精の奇跡を存在させているんだ、そう思った。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-24904925"
hx-vals='{"url":"https:\/\/haruharuy.exblog.jp\/24904925\/","__csrf_value":"acf213f8611d096b0341a4835e7a2162f8ec002e8fa0a63213eb80b6377b48bfe19b93486300f90e9dc1289909f0d729fcbc0be4ea95bee0ef8b06f559a3f49c"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">